内容説明
不規則な勤務体制の業界においても、緻密な戦略により1日3回、どんな食事でも「一番おいしい食べ方」を見出し、「完食する」。そんなテレビマンが解明した「食の方程式」とは? 「料理の鉄人」など人気番組を手がけてきたディレクターが、放送業界人御用達の人気レストランや定食屋、仕出し弁当、高級ビュッフェを舞台に、あらゆる食事に応用できる「絶対にうまい食べ方」を紹介。西麻布「三河屋」のミックスフライ定食、新橋「豚大学」の豚丼をはじめ、京王プラザホテル「グラスコート」のランチビュッフェ攻略法など、絶対に食べたくなるメニューが次々に登場し、独特のグルメうんちくに笑いながら、グルメガイドとしても楽しめる一冊。
※本電子書籍に掲載されている内容は、紙書籍刊行当時のものです。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
16
カノッサの屈辱や料理の鉄人などに関わってきたディレクターが「いかにご飯とおかずのバランスを考え食事を楽しむか」という哲学を突き詰め数々の名店や弁当でそれを実演してみせた実にくだらない情熱に溢れた一冊。何の変哲も無いコンビニのサンドイッチすら具とパンをいかに綺麗にバランスよく味わうかという観点からゴリ押し式に力強く語るアホらしさ、しかしその具体的な切実性とセールで百円でなければ絶対買わなかっただろうが暇潰しに読むにはめっぽう向いているおバカな本。食事とは戦いなのだ。弁当の食べる順番コースの熱弁っぷりには笑う2016/10/03
ぴょる吉・アンジェリーナ・Y
3
まー、くだらないです(笑)どうしたらバランスよくおいしく、お米の一粒も残さずに食べるか?を真剣に考え、戦場向かう兵士のような気持ちで一食一食を食べて行くエッセイ。 ただし、ここに登場する店は全部うまいっ!決して高級店ではありませんが、食べ終わったあと確実に「あー、おいしかった。ごちそうさまっ!」っと心から思える店ばかりです。うーん。なんかお腹空いてきちゃった。2013/06/16
sawa
3
★★★☆☆ ここでいう「うまい食べ方」とは、「ごはんとおかずのバランスを考え、最後までおいしく完食する」という事。この本でも言及されてるけど、泉昌之の『かっこいいスキヤキ』内の「夜行」という作品にも出てくる美学。自分自身も量バランスはもちろん、最後の一口に何を食べるかを、あまり意識せずにやっている。みんなもそうかと思ってたけど、稀に、カレールーが足りないから足そう→ルーが余った→ごはんを足そう→ごはんが余った…みたいな「エンドレスカレーか!!」みたいな人を見かけると、殺意すら感じる。(図)2013/01/24
麦焼酎
1
あらゆる食事のベストな食べ方をマニアックに深堀りする本。市島というTV屋・・・ゴリッゴリに自分流を押し付けてくるので本で読むのはいいけど、身近にいたら最高に面倒でうざったい人間だな。薄いのでサクッと読めるが、読んだ後は別の意味で胃もたれします。笑2022/12/31
arnie ozawa
1
TV業界人のクソみたいな独りよがりな食作法。読み飛ばしできる面白本かと思いきや、読み飛ばしできてもつまらず。80年代、90年代のホイチョイプロダクション諸作を薄めて薄めて面白いところを抜いた感じ。2021/05/10