FXスキャルピング  ──ティックチャートを駆使したプライスアクショントレード入門

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FXスキャルピング ──ティックチャートを駆使したプライスアクショントレード入門

  • ISBN:9784775971673

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内容説明

本書は、プロのスキャルピングの世界をFXトレーディングの初心者でも分かりやすく掘り下げて紹介した手引書である。日中のトレード戦略を詳細につづった本書は、多くの70ティックチャートとともに読者を魅力あふれるスキャルピングの世界に導いてくれる。そして、あらゆる手法を駆使して、世界最大の戦場であるFX市場で戦っていくために必要な洞察をスキャルパーたちに与えてくれる。

FX市場は、大金を儲けようとする用意周到な人たちは歓迎するが、事前の準備や勉強ができていない人に対しては過酷な世界である。簡単ですぐに儲かると思ってこの世界に挑んできた人たちは、早ければ数日以内に退場するはめになるかもしれない。そのとき初めて負け組の思い知るのが、勝ち組の利益をもたらしているのはマーケットそのものの動きではなく、自分たち負け組の損失だということだ。

FXスキャルパーに適切な教育が必要だということに疑問の余地はない。しかし、どこからどのように始めればよいのだろうか。トレーディングの基礎を教える書籍・教科書はたくさんあり、初心者にFXトレーディングの世界をざっと見せることはできる。しかし、スキャルピングについてこれほど高いレベルまで踏み込んで、初心者の心をとらえるように書かれた本はあまりないだろう。本書の目的はただひとつ――スキャルピングというビジネスの本当の姿を紹介することなのである。本書は、さまざまなことに注意を払いながらも分かりやすく段階を踏んで次のようなことを教えてくれる。

●プライスアクションの原則とセットアップの見つけ方
●「仕掛けと手仕舞い」と「目標値とストップの置き方」
●優位性(エッジ)と確率
●有利なチャートと不利なチャート、切りの良い数字のレンジ、大口プレーヤーによるワナ
●感情がもたらす愚行や恐怖
●わずかな利益率でも資金を少しずつ増やしていく方法

第1部 スキャルピングの基本
 第1章 通貨トレード
 第2章 ティックチャート
 第3章 仕事としてのスキャルピング
 第4章 目標値とストップと注文
 第5章 確率の原則
第2部 仕掛け
 第6章 セットアップ
 第7章 DD――ダブル同時線ブレイク
 第8章 FB――ファーストブレイク
 第9章 SB――セカンドブレイク
 第10章 BB――ブロックブレイク
 第11章 RB――レンジブレイク
 第12章 IRB――インサイドレンジブレイク
 第13章 ARB――アドバンストレンジブレイク
第3部 トレード管理
 第14章 転換点のテクニック
第4部 トレードの選択
 第15章 不利な状況
第5部 資金管理
 第16章 トレードサイズ
 第17章 注意事項
用語集

ボブ・ボルマン(BobVolman)
1961年生まれで、自己資金のみを運用している独立系のトレーダー。本書は、短期チャートの読みと分析に高度な技術を有するボルマンがスキャルピング戦略についてすべての知識と技を紹介したものである。プロのトレーダーになることを目指し、これからの試練に向けてできるかぎりの準備をしておきたいトレーダーに向けて書かれている。本書は情報の宝庫であり、ここにはトレーディングの世界で実際に戦っている人、つまりプロのスキャルパーにしか分からないテクニックと知見が披露されている。

目次

第1部 スキャルピングの基本(通貨トレード ティックチャート 仕事としてのスキャルピング 目標値とストップと注文 確率の原則)
第2部 仕掛け(セットアップ DD―ダブル同時線ブレイク FB―ファーストブレイク SB―セカンドブレイク BB―ブロックブレイク RB―レンジブレイク IRB―インサイドレンジブレイク ARB―アドバンストレンジブレイク)
第3部 トレード管理(転換点のテクニック)
第4部 トレードの選択(不利な状況)
第5部 資金管理(トレードサイズ 注意事項)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

3
あまたあるトレード手法を引き算すればプライスアクションが残り、トレード時間を引き算すれば短時間取引するスキャルピングになる。著者はユーロドル、ティックチャート1枚で指標は20EMAだけで10pipsを目標設定し、ファンダメンタルや外部情報を一切排したトレードスタイルで市場に挑む。エントリタイミングを7タイプに分けて安易なエントリを避け、セットアップに時間をかけるこのミクロ戦略は、単なる技法に留まらない。本書は逐次的に流れる時間に生きるトレーダーに、過去も未来も同時に経験する市場の時間への参入法を教える。2017/11/09

まるみ

2
良本。勉強になった。2015/08/29

STEM読書会

1
わかりにくくて読む気失せた。「○○なこともある」ばかりで事実上情報がないのではないか2022/03/31

Kanzaki

1
スキャルピングというより、スイングだなと思いました。参考になった。2014/01/31

oko1977

1
10pipsの利食いを目標にした超短期トレードの指南書。ほとんどがそのエントリーポイントの判断について割かれている。すべてブレイクアウト手法。一瞬で的確な判断をする必要があるので、用意をしておく習慣を身につけるの勉強と割り切ってトレードするのもよいかも。エッジをプライスアクションだけ(指標はEMA20のみ)で捉える心理的・確率的優位性を根拠とした説明は、自らのマーケットを探す指標となるだろう。勝ち負けより大切なのは根拠というところ、長年実売買をされてきた重みを感じた。2013/06/17

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