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内容説明
1万8000年もの間、シベリアの凍土に埋もれていたマンモスは、現代の日本でどのようによみがえったのか? 各国の科学者たちが最先端の技術と知恵で解き明かしていくマンモスの実態を総合的に解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やしの実
1
#鈴木直樹 #北極にマンモスを追う #読書 #読書倶楽部 #読書記録 #2012年11月25日第1刷発行で読みました #★★★★☆ * ロシアの古い言葉で「大地」「泥」を表すマンモス。 #1万8000年もの間、 #永久凍土に眠っていたこの古生物が、 #皮膚も組織もそのままに現代によみがえった! #冷凍状態での発掘・移送の苦難、 #緊張の解剖と新発見。 #マンモス研究の第一人者が、 #最先端科学を駆使し、 #各国の研究者たちと進めた大プロジェクトの全貌と最新研究成果を紹介。 #リアルな写真も満載。 #「ユカ2016/08/23
茶幸才斎
1
永久凍土から発見されるマンモスを、CTや三次元画像解析などの非破壊的手法によって研究する筆者の活動の歩みを追った本。メインは2005年、愛・地球博の会場に建設した専用ラボに、ロシアのユカギルで見つかった保存状態の極めて良好なマンモスの頭部を凍らせたまま運び込むという壮大な計画の顛末。これに奔走する筆者の熱気と現場の興奮が伝わって来る。凍土に埋もれた太古の驚異を求め、極北地帯を嬉々として駈け回る現代のインディ・ジョーンズには、情熱と行動力だけでなく、医療機械技術や情報科学など多方面の知識と経験が求められる。2013/01/11
うたまる
0
シベリアの永久凍土で発見された成体冷凍マンモスを世界で初めて科学的に解析した著者の研究報告。知らなかったんだけど、これってあの愛知万博で展示されていたマンモスだったんだね。さて、実はこの画期的なCTスキャンによる研究成果は最後の30頁程度だけしかない。それよりもっと著者が語りたかったのは、科学そのものの魅力についてだった。だから科学者なのに頻々とロマンチックな夢想と熱いメッセージを読者に語りかけている……「科学は冒険そのものだと私は思う。だからこそ科学研究は熱中でき、感動することのできる分野なのだ」2016/02/17
石臼
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北極圏から日本へマンモスを輸送する。研究と愛・地球博展示のための一大プロジェクトの模様を追った作品。「強奪を警戒して元フランス軍外人部隊員を警備に雇う」などということが、まさか日本で展開されるとは思わなかった。古代生物研究の持つロマンがぐっとくる。同時に、著者のマンモスへの愛もひしひしと伝わってきた。2013/06/18
たけぽん
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リアル「星を継ぐもの」と言いたい。ただし宇宙へ行ったりはしませんが。文庫で200ページ程度とは簡潔過ぎて惜しい。もっと読みたい。2013/03/17
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