内容説明
神話というと完全なフィクションで、歴史を考える上での史料的価値を全く認めないという考え方の人がいます。しかし、わたしは神話というものは、ある程度、安定した世の人々が、先祖の過去の業績を称えるために作るものですから、すべてが嘘と考えるのは無理があると思います。(本文より) 伝説はなぜ生まれ、語り継がれてきたのか? 伝説に秘められた驚愕の真実を井沢元彦が暴く!
目次
神代(卑弥呼 臺與 大国主命 ほか)
飛鳥・奈良時代(聖徳太子 藤原不比等)
平安時代(役小角 空海 安倍晴明 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
23
怨霊信仰をキーワードに語られる伝説の人物たち。全てそれで語るのは無理がありそうで、妙に納得してしまう説得力がある歴史ミステリという印象。謎解きするようで興味深い。次巻に続く。2021/05/18
二分五厘
17
神代の時代から平清盛まで、伝説に彩られた人物を列伝風に紹介。様々な人々の事績の集合体(神武天皇・日本武尊・武内宿禰)。歴史の方向を変えた権力者(神功皇后・藤原不比等・白河天皇・平清盛)。怨霊となった人物(聖徳太子・小野小町・菅原道真・平将門・崇徳天皇)。古代の超人(役小角・空海・安倍晴明)。生きているうちは追い詰めて滅ぼし、死して怨霊となるのを防ぐために、祀りあげて自分達の味方にとりこもうとする。このいかにも日本人の発想が伝説を生む。伝説が発生した理由を考えてみるのも面白いですね。2017/05/06
mari
13
出たー!!!怨霊信仰!でも井沢さんの怨霊信仰とか言霊とかのおはなし、実は大好きなんですよ~(笑)2014/10/02
春
4
逆説の日本史を未読です。とても興味深く面白い内容でした。2014/03/07
もくもく
4
著者の逆説シリーズを既読の方には、ちょっと新鮮味が薄いかも・・・。日本の歴史を、本書では通史じゃなくって列伝形式で、表題のとおり歴史上の人物の「伝説」を、その背後に見え隠れする怨霊信仰から分析・考察しています。 第一巻は卑弥呼から清盛までの23人・・・。書き下ろしってことになっているけど、なんだか連続講演の原稿を読んでいるようなイメージでした。2013/02/11




