日本史のなかのキリスト教

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日本史のなかのキリスト教

  • 著者名:長島総一郎
  • 価格 ¥730(本体¥664)
  • PHP研究所(2013/06発売)
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  • ISBN:9784569808840
  • NDC分類:198.221

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内容説明

鎖国のなかで命を危険にさらしながら、布教活動を行なった人たちは何を見たのか?命を失うことになるかもしれないと知りながら来日する宣教師たち。キリシタン禁制、厳格な鎖国のなか懸命に布教を行なう外国人たちが後を絶たなかった。日本に初めてキリスト教の種をまいた聖フランシスコ・ザビエルやその影響から洗礼を受けたキリシタン大名、日本二六殉教者……キリシタン弾圧の時代にあっても、じっと耐える強い信仰心は驚嘆に値する。「有限の苦しみと永遠の幸せ」を信じて、健気に天の神への忠誠を誓う。当時は恐れられていたハンセン病患者や、障がい者に対する厳しい差別があるなかで、信者たちは積極的に弱者に寄り添い、生涯を捧げていった。本書は、日本の歴史を辿りながら、有名な人物から市井の人々にまで広く焦点を当てていく。日本史のなかで輝き続けるキリスト教について人物を中心に広くとりあげた解説書。

目次

第1章 日本史に輝くカトリックの聖者―黎明期(日本に初めてキリスト教の種を蒔いた聖フランシスコ・ザビエル 天の神への忠誠を選んだキリシタン大名たち ほか)
第2章 日本史に輝くカトリックの聖者―発展期(幕末、明治の黎明期に登場したプチジャン司教とド・ロ神父 浦上四番崩れでも屈しなかった高木仙右衛門、そして岩永マキ ほか)
第3章 日本に影響を与えたカトリックの聖者(清貧の中で愛を実践したアッシジの聖フランシスコ ハンセン病者とともに生きたダミアン神父 ほか)
第4章 日本における殉教の精神(キリスト教は狂信的信者の集まりか 殉教について考える歴史小説 ほか)
第5章 キリスト教について知っておきたいこと(キリスト教の神 キリストの神性(Divinity) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リカステ

5
日本史で勉強してきたことがちらほら。さらっと触っただけの出来事がそれなりに詳しく記述されていて面白い。著者もキリスト者なのか、そちら側からの視点が多かった。幕府側からの視点からも知りたい。2015/02/23

森田裕之

1
以前舟越保武の二十六聖人像の彫刻を見、そして今『みんな彗星を見ていた』を読んでいる中で、日本でのキリスト教とキリシタンの歴史を知りたくなって読んだ。それにしてもバテレン追放令からのキリシタンの迫害と殉教の歴史は激烈。同じ人間がどうしたらここまで残虐になれるのか、そしてキリシタン達はなぜそれにも屈せず信仰を貫くことができたのか。この信仰の強さ、深さこそが、時の為政者にとって大きな恐怖だったのだろうし、あの残虐な迫害はその恐怖の裏返しだったのだろう。遠藤周作の『沈黙』も読まなければ。2016/01/25

epitaph3

1
いかに弱者の中にキリストを認識するか。2014/04/29

星菫

0
各時代におけるキリスト教の位置付けの様なものを期待したのだが、そういう要素は少なかった。カソリック偉人伝と、キリスト教入門講座を合わせたような感じだった。「愛の神」であることは伝わってきた。2015/01/16

しゃん

0
ペトロ岐部など、あまり知らなかった人物について知識が得られたのはよかった。ただし、全体的な構成がもっとまとまっていればよかった。2013/11/25

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