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内容説明
ようこそ、冥土の仕立て屋へ。人は誰でも、死ぬときの服は選べない。だけど、この世とあの世の間には、あなたが最後に着たい一着をあつらえてくれる、不思議な仕立て屋さんがあるんです。ふしぎで、せつなくて、ちょっとときめく。ancouが贈る、素敵な仕立て屋物語。 ◆陽気なジョニー、クールなマキ、おしゃれなフジタ、頑固なイサオ、腹黒(?)なマツダさん。 目覚めたリー君を待っていたのは、個性豊かな仕立て屋の面々。そこで仕立て屋修業を始めたリー君は、「最後に着たい一着」を通して、訪れる人々の人生の豊かさに触れていきます。そして彼は問うのです。「僕の人生に、やりたいことなどあっただろうか」と――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びびとも@にゃんコミュVer2
7
面白いテーマなので、1冊で終わるのは勿体ない感じがした。改めて、最後に着たい服ってなんだろう。と考えたら、私は十年くらい前に雑誌で見た海外ブランドの試作品(?)が着てみたい、と思った。売り物じゃなかったし、売っていても到底手が出ないような値段だったろうけど、すごく布も形も好みで、いまだに忘れられないの…。2013/04/13
桜流し
6
最後に一番思い入れのある一着をあつらえてくれる、冥土にある仕立て屋さんが舞台のお話。お客様(死者)がその服を着て満足したら扉が開かれあの世へと逝けるという設定が面白く、仕立て屋で働く職人たちの仕事ぶりにも興味を引かれます。なかでもスーツ専門のイサオさんが寡黙な職人という感じのなんとも素敵な人物で、新人のリーくんとのエピソードは心にグッときました。もし自分が死んだら、現実では死装束を着ていると思います。けれども冥土でくらい、最後は思い入れのある服を着ていたい。そしてそれをあつらえてくれる(コメントに続く)2014/02/09
RED
3
涙脆くて嫌になっちゃう。何か夢や希望があるって、いつまでも幸せな事。かつ、夢や希望は誰の中にもあるんだろう。気づくか気づかないかの違いだけで。2020/09/30
morizou
3
表紙と帯を見てなんか気になって購入。面白かったー。「死者のために最後に着たい服をあつらえる仕立屋さん」が舞台だからそれだけでもうちょっと切ないけど、読んでて胸にじんと残る感じがとても良かったです。2012/11/15
カニコ
2
設定が興味深くて購入。設定だけじゃなく話も良かった。2012/12/31