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内容説明
3・11後、多くの日本企業が国内外から称賛を浴びる積極的な支援活動を行った。荷物1個につき10円で計140億円を寄付したヤマトホールディングス、津波を被った写真を洗浄し被災者の思い出を救った富士フイルム、本人確認ができなくても迅速に払い戻しを行った東邦銀行……。本書では、現地で活躍する大手から地元企業まで計7社を取り上げ、今なお続けられる力強い活動を生んだそれぞれの土壌に迫る!
目次
第1章 徹底した現場主義とトップの決断力―ヤマトホールディングス株式会社
第2章 津波を被った写真を洗う―「思い出」を救うプロジェクト―富士フイルム株式会社
第3章 NPOとの連携に見えた企業の可能性―富士通株式会社
第4章 全ては地域、お客様のために―地域経済を支える「信頼」―株式会社東邦銀行
第5章 希望の灯となった地域の「足」と集いの「場」―株式会社みちのりホールディングス
第6章 雇用を守り、地域を想う―若きリーダーの信念―株式会社八木澤商店
第7章 希望のかけ橋となる「場」を創る―一般財団法人KIBOW
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よし
4
副題のとおり「震災復興に挑む七つの現場」を伝える本。被災地で配送サービスを続けたヤマトグループや被災した写真を救った富士フィルムは有名な話ですね。岩手に住む者としては、地域の足や働く場を守った「みちのりホールディングス」や「八木澤商店」の話を興味深く読みました。この本は震災から1年半後に出版されたものなので、これらの現場の「その後」をまとめていただければ、被災地や日本全体に起きている変化が見えてくるかもしれません。また、グロービズ経営大学院の卒業生がどのような活躍をしているか知りたいと思いました。2016/06/22
芸術家くーまん843
3
3・11の大震災後、多くの日本企業が国内外から称賛を浴びる積極的な支援活動を行った。荷物1個につき10円で計140億円を寄付したヤマトホールディ ングス、津波を被った写真を洗浄し被災者の思い出を救った富士フイルム、NPOと連携し被災地へクラウドシステムを提供した富士通、本人確認ができ くても迅速に払い戻しを行った東邦銀行、バスで住民を輸送しホテルを避難所として開放したみちのりホールディングス……。これらの企業では、現場の自発的な行動と、経営トップによる迅速な決断が行われていた。なぜこうした動きが可能になっ2012/12/30
Satoru Morikawa
2
色々な社会貢献の姿もあるが、本業ど真ん中で、震災復興に貢献することはすばらしい。それから有事の際の現場リーダーの意思決定力と経営者の覚悟が大事。人間がちっちゃかったらでけへんで2016/10/29
まゆまゆ
2
震災後、企業利益度外視で無私の支援を行ってきた企業のエピソードを紹介する。どの話も社会的使命や顧客第一の考え方を徹底しているのが印象深い。ヤマトと富士フィルムの話は涙なしには読めません。2012/12/27
Go Extreme
1
徹底した現場主義とトップの決断力―ヤマトホールディングス株式会社 津波を被った写真を洗う―「思い出」を救うプロジェクト―富士フイルム株式会社 NPOとの連携に見えた企業の可能性―富士通株式会社 全ては地域、お客様のために―地域経済を支える「信頼」―株式会社東邦銀行 希望の灯となった地域の「足」と集いの「場」―株式会社みちのりホールディングス 雇用を守り、地域を想う―若きリーダーの信念―株式会社八木澤商店 希望のかけ橋となる「場」を創る―一般財団法人KIBOW2022/06/30