内容説明
メイン州沿岸に浮かぶエンディコット島。マンハッタンの自宅を離れ、ラリッサは島で穏やかな時を過ごしていた。だが人もまばらなレストランで、まさか彼に会うとは思っていなかった。ジャック・エンディコット・サットン――島に名を残す名家の後継者で、かつて一度だけ、身を焦がすような週末を過ごしたことのある相手。でもあれは、わたしがまだ父への反発から気ままな暮らしを続け、婚約者とも破局を迎えた、8カ月前までの出来事――。ラリッサは今、あらゆる過去を忘れ、生まれ変わろうとしていた。けれど、あの週末の記憶だけはあまりにも鮮烈によみがえってくる。彼への思いの激しさに怖くなって逃げだした、あの夜の記憶だけは……。■マンハッタンを舞台に、期待の作家ケイトリン・クルーズが、名門一族の御曹司と令嬢との間に生まれた真実の愛の物語を書きました。冬の夜、摩天楼の街で舞う、2人のワルツと共にお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
romance_holic
2
多分「身代わりのフィアンセ」のスピンオフ。作中でヒロインが、元フィアンセは自分にそっくりの女性と幸せになったと言っていますが、その顛末はそちらで確認できます。2015/10/27
MOMO
0
またしても＜なんだかなぁ…＞な感じでしたわ。互いに＜相手が傷つくようなことを、わざと口にするけども、相手の言うことは気にしていないそぶりをする＞という状況を延々と続けてくれるせいか、読んでるうちに＜こいつら、いったい何でけんかしてるんだっけ？＞と思ってしまって・・・まぁ、風邪でボーーっとした頭で読んだのでよけいかもしれんが・・・で、結局ラリッサちゃんは父ちゃんに何をしたんだ？父ちゃんを出し抜いたって書いてあったけど、それってどういうこなのさ。いや、それよりも５年前に起きたことって？？うー・・ん・・2013/01/24
