講談社文庫<br> 新装版 塔の断章

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講談社文庫
新装版 塔の断章

  • 著者名:乾くるみ【著】
  • 価格 ¥607(本体¥552)
  • 特価 ¥424(本体¥386)
  • 講談社(2012/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 90pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062774161

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内容説明

誰が彼女を妊娠させたのか。そして、彼女はなぜ――死んだのか。作家・辰巳まるみが書いた小説『機械の森』のゲーム化を企画するスタッフ8人が湖畔の別荘に集まった。その夜に悲劇は起こる。社長令嬢・香織が別荘の尖塔から墜落死したのだ。しかも彼女は身籠っていた……。最後の最後に分かる、意外な真相。大ヒット作『イニシエーション・ラブ』より前に発表された「タロット・シリーズ」の原点! 乾マジック炸裂! (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

170
「イニシエーション・ラブ」で一世風靡した乾くるみさんの「タロット・シリーズ」第1作です。読み終えて「塔の序章」と「塔の終章」でサンドイッチされた「塔の断章」の構成上の意味を知った瞬間に愕然としました。ヒロインの実体験が時系列バラバラに語られるスタイルは非常に奇抜&斬新でしたね。本書はクリスティー女史の有名なポアロ物の長編2作のトリックを贅沢に盛り込んでアレンジしてあるとも言えますが、でも著者の人間関係の意外性に関するトリックは完全に独創的で他の追随を許さないと思えますし、まだまだ期待が持てて楽しみですね。2018/10/13

ちーたん

49
この作品はハイレベル過ぎて、☆評価、あらすじ控えます?ミステリー好きのさらに数多の作品のトリックを見事見破ってきた上級者さんに是非挑戦して頂きたい!(普通の方はやめといたほうがいいw)読後、もちろん本の仕掛けもわかるし、なんなら犯人も見破ってたけど、ネットの考察読んで絶句。この新装版には掲載されてませんが、旧文庫版には乾先生の解説があるらしく、そこにはこの本の読者への仕掛けが書かれてるらしい。挑戦するなら是非旧文庫版で挑戦し解説まで読んでもらいたい!私は乾先生の手の中で見事コロコロ踊らされてたようですw2018/12/04

セウテス

47
乾くるみ氏デビュー作品です。タロットシリーズの16番目の塔に当たります。小説のゲーム化を企画する為に、会社の別荘に集まった8人。その夜その中の一人の社長令嬢が、塔から転落死してしまう。自殺か他殺なのか?作者が叙述とミスリードを誘うスタイルの作品です。ですが、読者を騙そうという意識の過剰さが目立ってしまい、作者が配置した技巧が空回りしていると感じます。タイトルの如く文章が断絶し時間経過が右往左往し、結末を驚かせる為なら過程のストーリーはどうでもいいのか!と叫びたくなりました。アッと驚きたい方、お奨めです。2014/07/05

見切り発車

45
読みながら違和感を感じながらも、その理由は読み終わって大方納得。大好きな美女設定なる人物もしっかり登場し、想像力を掻き立てられサクサク読めました。イニシエーションラブほどの衝撃はありませんでしたが、その足掛かりになったんだな、と思わせる作品です。ただ何点かどうしても腑に落ちない点が。新装版ではカットされていたという作者の解説が読みたい。2019/02/23

あむぴの

42
■■講談社文庫ミステリーフェア 夏ミス2016■■ 7冊目。なるほど、わからん。登場人物が多く、話も途切れ途切れで、わかりにくかったな。読み終わってから、ネタバレサイトで真相を探る。あいまいな答えが多くて、ようやく見つけたネタバレを読んでも、「え?そうなの???」とハテナマークがたくさんである。まあ、そうであれば辻褄が合うのだが、そうだとしたら、読者みんなに伝わらないのではないかと。難しい・・・。だが、じわじわおもしろさが伝わってくる感じもあり、複雑な気分だ。2012年11月。2016/09/02

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