内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
授業は、発問や説明、指示といった、いわゆる「教師の側からのはたらきかけ」による教育技術だけで進んでいるのではありません。じつは、それらの合間に存在する子どもとのやりとりにこそ、授業の雰囲気を規定する要素があったのです。著者はそこに着目しました。そして、子どもたちの発言や表情をできるだけひろい、コメントしたりツッコンだり、周りの子どもたちに話を振ったり、評価したり……。そうするうちに、授業が、今までとは明らかに変わったと言います。発言が広がり、的確な表現ができるようになり、発言に対して教師も子どもも共感し、教室はあたたかい空気に包まれていったのです。この、授業を変えた要素こそが、「発問・説明・指示を超える対話術」。対話術を鍛えるために必要な「即興力」や「観察力」「発想力」など9種類のチカラをつける簡単で効果的なトレーニング方法も紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
epitaph3
1
2015年96冊目。発問するのは正直、言い方の工夫とかを考えなければ、誰でもできるもの。児童でもできる。しかし、それを受けるとなると、これは技が必要。どう引き出すか、どう束ねるか、どう寄り添うか、どう返していくか、見通しを持った受けに加え、アドリブ力が求められる。後半のエクササイズのように、発想してどう受けていくかを楽しく考えるトレーニングがよい。2015/02/26
mori
1
教師と子どもの対話術について「引き出し型」「束ね型」「寄り添い型」と3つに分類。なるほどなぁと思うものもあれば、冗談みたいなものもあり。楽しく読み始めた。教師の余裕が必要だと思う。山田先生は、とても温かいなぁと感じる記述が端々にあり。「子どもの側からの表出があってはじめておこなわれる教師の側からの働きかけである『第二の対話術』」は大事な技術。基本的に、教師と子どものやりとりがいかに重要かということを再認識。その上での子どもと子どものつなぎ。この移行や教科での具体的実践も知りたい。2013/04/21
にくきゅー
0
技術系の本。使わなければ意味がない。個人的には、終章のトレーニング方法に関心をもった。日課表みたいなものを作って、取り組んでみようかな。 最近、技術系の本は読むだけでなく、チェック表などを作って振り返られる形で実践しなければ意味がないのではと思っている。本に関係ないコメントになってしまった。2017/02/20
ブース
0
こんな教師はいなかったよ。全員に読ませた上でまた授業を受けたい。2015/06/17




