出版・新聞 絶望未来

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出版・新聞 絶望未来

  • 著者名:山田順【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492762080

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内容説明

サドンデスか? 緩慢な死か?
紙メディアの「最後の死」が近づいている!
デジタル化・オンライン化が進展するなかで、日本では出版・新聞という紙媒体(プリントメディア)は、毎年1000億円の市場縮小を続け、2009・2010年に売上2兆円を割り込んだ後も、緩慢な死に向かって落ち込みは止まらない。
デジタル化・オンライン化へとビジネスモデルの転換をはかっている米英では、主要新聞は紙への注力をやめ、自社サイトで課金モデルを運営している。出版社も電子書籍、電子雑誌の時代に入り大手の売上の3割をオンラインコンテンツが占めるに至っている。
一方で日本では、新聞の課金モデルははじまったばかりで、電子出版も話題を呼ぶわりには市場として未熟である。世界のプリントメディア・電子書籍市場で何が起こっているのかを見通すとともに、日本で電子書籍が普及しない7つの理由を示したプリントメディアの未来像。Kindle&iPadminiの襲来で出版・新聞業界はどうなるのか? ヒット作『出版大崩壊』(文春新書)の著者が、最新データから、新時代のデジタルメディアを大胆に探る。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

106
読んでいると暗い気持ちになる本。主観的な感情論ではなく、客観的なデータを示して、活字メディアの終焉が近づいていることが示される。出版社や新聞社は現在1000億円程度の損失を出しており、この状態が続くと2032年には消滅する恐れがあるそうだ。非常に驚いたのだが、出版社も新聞社も本や新聞だけでは黒字を出すことができず、不動産業などからの利益を得て、かろうじて会社の経営が成り立っているのだ。電子書籍には可能性があると思ったが、日本の場合は著作権の問題が難しく、→2016/08/28

焼酎と日本酒の合性

6
IT化に伴い出版・新聞業界に未来はなさそうだというのが主な内容。すでにコンピューターが簡単な記事を自動的に書いてしまうという話はおもしろかった。最後の章にデジタル化が不況をつくりだすという主張は、リンダ・グラットン教授の『ワークシフト』を読んでいたので思わずそうだよな~と納得してしまった。2012/11/19

トッシー7

5
題名は「出版・新聞絶望未来」とあるが、内容は出版・新聞だけの問題ではないことがわかる。2013/01/28

RYU

5
インパクトのあるタイトルの本著には、出版・新聞業界におけるビジネスの現状が俯瞰されている。電子書籍の普及は出版業界のあり方に一石を投じているが、質の高い作品やジャーナリズムの担い手にきちんとお金が流れるんだろうか。読み手として、わかりやすいものばかりに飛びつかないように心掛けたい。2012/11/23

カップラーメンマン

4
2012年に購入し、それ以来積ん読本になっていたものをようやく読了。少々チープなタイトルから、買ったはいいが読むのを何となく敬遠していた。しかし、いま読んでみると意外に興味深く、また思ったより陳腐な本ではなかった。電子書籍の台頭をメインに、出版・新聞の凋落や仕事の機械化に追いやられているメーカー企業、社会についての章で終わっているが、この発行から三年経った今読んでみると、当たっていること、外れていること、より進行したことなどがあり、なかなか為になった。2016/02/22

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