内容説明
「男と女」から見る、目からウロコの日本論!
■増えない給料/■晩婚化・少子化/■格差拡大/■消費の低迷/■草食系男子/■女子会ブーム などなど……
日本を襲うさまざまな変化の根本は、「労働市場における男性の価値の低下」、
すなわち男性不況にあった。
男であることの価値が希薄化している日本で、
いま何が起きているのか。
気鋭のエコノミストが、日本変質の根本に鋭く迫る。
●著者からのメッセージ
私は女性の地位が向上すること自体は、すばらしいと考えています。
けれども、「よい変化はよい結果しかもたらさない」という単純な意見には与しません。
たとえよい変化だったとしても、それが思わぬところに悪影響を及ぼす可能性はいつもあります。
「女性の地位の向上」というよい変化の一方で、男性には困った問題が生じています。
それは、日本社会が大きな変質をとげているからなのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mitz
2
‘男性不況(Mancession)=労働市場における男性の価値の低下’。今の日本の現実がここにある。豊富なデータにより、説得力がある内容だった。2012/11/07
読書箱
1
男性不況という視点は面白いと思う。ただ、女性の雇用が増えているのにも係わらず収入が増えていないのは流してよい問題とは思えない。問題に対する踏み込みが甘いので解決策がつまらない。2015/12/25
お魚くわえたザサエさん
1
女性の社会進出が進む中、男性の失業者が増加し、男性優位の社会が揺らいでいることを説明する。男性が必ずしも優位ではなくなった一方で、依然として社会は「男らしさ」を求めていることに重圧を感じている男性が多いことを知ると、この世の中がどんどん恐ろしい方向に行くような気がしてならない。2015/09/19
メルセ・ひすい
1
「男の職場」が激減する日本で何が起きているのか。日本の変質を解くカギは男と女にある。増えない給料、晩婚・少子化、格差拡大から女子会ブームまで、様々な変化を引き起こした真因に気鋭のエコノミストが迫る。2013/01/20
ひだり
1
2012年10月発行の新刊が図書館で借りられた。男性の雇用が減り続けている…その原因がリーマンショックによる製造業の不振だったり、少子化を引き起こしていたり、と、日本全体が抱える問題に結びついていることに気付かされた。最終章で語られている「男性不況に勝つための戦略」が、選挙に勝った自民党の政策に重なることにも驚いた。この本を先に読んでたら自民党に投票したかも。2013/01/06
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