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内容説明
独裁者は“異常”なのか?
独裁者たちは、「悪の魅力」を持っている。人々をひきつける何かがなくては、そもそも独裁政治を敷くために政権トップになることはできない。
どうして彼らは政権を得られたのか、主として独裁者個人やその手法を中心に述べ、日本に独裁者は必要かという考察をする。
目次
第1章 ヒトラーはいかにして大衆を扇動したのか―絶対権力者が巧みに使う「悪」の人心掌握術(国民はなぜヒトラーに魅了されたのか 天賦の才を発揮した政治宣伝 人の心を虜にする巧妙な政策 悪魔のマニフェスト『我が闘争』)
第2章 スターリンの寝室はなぜ開かなかったのか―ソ連のサディストは虐殺をこよなく愛した(スターリンはなぜ「書記長」なのか 恐怖政治でなぜ人を支配できるのか)
第3章 毛沢東はなぜ権力を得たのか―日本人では理解不能!殺戮を繰り返す中国の素顔(反主流派の毛沢東が共産党を牛耳れた理由 権力維持のためにはナンバー2をも抹殺する)
第4章 独裁を受け継いだ後継者たち(ポル・ポト、金日成)―驚愕の実態!民衆が悪魔に豹変する時(ポル・ポトはなぜ大虐殺を行なったのか 金日成はなぜ世襲を可能にしたのか)
第5章 日本にも独裁者が必要な時がきた?―決められない政治家もういらない(東條英機は独裁者だったのか 日本に潜む独裁政治への誘惑)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
否定や意見をされないと人間は独善的になっていくと思いますので、独裁は途中まで良かったとしても最終的には国民を不幸にすると感じます。独裁者は概要だけでもすさまじいです。2025/05/27
せいんこ
0
スターリン、ヒトラー、毛沢東、ポル・ポトなど独裁と虐殺の歴史が書かれている。そういった歴史を知ることで、自分がいる国(会社)が危ない方向に行かないように注意することが出来る。独裁自体が悪いというわけではない。ただ独裁者が自分の地位を強化し、守るために、粛清の対象をつくることが危険な道に進む最大の要因になっていく。2014/08/23
鴨の入れ首
0
ヒトラーやスターリンらの世界史上の有名な独裁者たちの手法とカリスマ性を、彼らを独裁者たらしめた時代背景を含めて解説しています。独裁者の魅力と危険性を、非常に分かりやすく考察していました。独裁者たちの危険と害は、現代日本社会に生きる私たちも決して他人事ではないのでしょうね。読んだ後に背筋が寒くなりました。2024/02/21
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