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内容説明
父親とふたりで生きてきた小学4年生の未果と11人の大家族のもとでくらす香里が、友情を通してつながりの大切さに気づく物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凛雪
45
図書館本。美味しそうなタイトルに惹かれてつい手にとってしまった一冊。児童向けの本だけれど、家族や友達という身近な存在の大切さや温かさを強く実感させられました。あぁ‥無性にクリームぱんが食べたい‥。2014/03/04
chiaki
34
自館高学年女子の人気本。父の仕事の都合で、ある日突然香里の家の下宿人となった未果。同い年だけど容姿も抜群の未果がやたらと可愛がられたり、こっそり(ではないけど)小遣い稼ぎをしているのが面白くなく、香里は思わず「守銭奴」と言ってしまう。そんな2人の(一方的な)ギクシャクした関係がしばらく続き、読むのが辛かったけど、時折出てくる『くりぃむパン』が2人の関係を取り持ついいアイテムに。相手を思いやるって難しいけど温かい。この本が人気って、みんな心あったかいんだなーって嬉しくなりました。2019/10/16
小夜風
28
【小学校】親や大人の都合で振り回される子どもたち…たったの十歳の子どもたちに「生きるって…切ないね」と言わせてしまうことに胸が苦しくなりました。でも、この本には悪い人は出てこないから、まだまだ甘いよ~って思うけど、児童書だからこれで良いよね。大ばあちゃんの魔法の部屋が、自分のひいおばあちゃんと同じだったから涙が出ました。そう、ひいおばあちゃんがくれるお菓子は、いつも和三盆だったよ。2014/11/26
ゆゆ
27
娘の読書感想文の為に読了。いいお話だな、と思うんだけどこれ意外と感想文を書くの難しいタイプの物語って気が…(汗。2016/08/16
akane_beach
25
小4次男が借りてきた図書室本。油断して読んだら泣かされた。賑やかな大家族の香里(小4)の家に、ワケありの未果が居候し始めてからの香里の心の葛藤と成長の物語。大人っぽく可愛い未果に香里は嫉妬して冷たくするが、未果のちょっと可哀想な身の上を理解し、それに比べて自分は恵まれているのだと自覚してきたら、だんだんと心のトゲトゲも無くなって未果に優しく接することが出来るようになる。幸せは他と比較とか優越感とかでは無いとは思うが、そういうことで気付かされることはある。幸せボケとか。今ある幸せで満足しないとね。2014/02/22