内容説明
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おもしろい写真の撮り方教えます!! まちを散歩中に遭遇しているはずの、「面白、不思議、美的」風景・ものをいかに探し当て写真に収めるか? そして撮った写真読み解いてどのように自分なりのまちの魅力を発見するか? そんな問いを解決すべく、デザイナーで絵地図師・散歩屋の高橋美江さんが、実際に撮影した写真を紹介しながら、その種を明かす実用書です。カメラ術ではなくまち歩きを一層豊かなものにするための「写真の心得」を紹介していきます。
目次
序章 散歩と写真と私と絵地図
1章 基本編・心ワザを磨く―被写体と出会うために(半径10mから撮り始めよう 気になったら、それが被写体 ひねりを入れて飛躍しよう)
2章 応用編・お散歩アート―犬も歩けばアートに当たる(アートから「まち」を知る アートは既に“そこ”にある 切り取って!それがアートです ズレからアートが生まれる)
3章 実践編・ヨミトク写真―読み解いて本質に迫る(集めるだけでも何かが見える 平凡な風景に紛れ込んだ「意味のズレ」を探索 撮ったあとの「検証」でおもしろさを増幅)
終章 アウトプットで写真を楽しむ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白パラガス
22
著者の高橋美江氏は,グラフィックデザイナーで,絵地図師・散歩屋。散歩屋?と初めて聞く言葉にページをめくると,本書はプロの絵地図師として散歩を極めた氏による「まち歩き散歩概論」であった。タイトルに「写真概論」とあるが,写真撮影のハウツー本ではない。重きを置いているのは技術面ではなく,その心構えである。「散歩のコツなんてありません。ただ“柔軟な脳みそ”と“好奇心”を持つことが必須条件です」カッコよく撮ろうとか,綺麗に撮ろうとか,それ以前に何を面白がるか。そう考えると,自然と撮りたいものが浮かんでくる気がする。2018/12/15
ほじゅどー
12
★★★お散歩写真とは街歩きで撮る写真のことであるが、街歩き中に目に入るすべてのものを被写体としてみることで意外な風景やモノの発見に結びつく。さらに踏み込んで情報を集めてみると、街の未知な姿が見つかり感動したりする。お散歩写真には、大きく分けて見た目の美しさ・楽しさに重視の「アート系」と風景やモノに潜む歴史や意味を楽しむ「ヨミトク系と」の2つがある。2016/08/11
OHモリ
7
●写真家でない絵地図師(グラフィックデザイナー)が書いた本、図書館本。 〇お散歩写真・・・目に入るすべてのものを被写体としてみると意外な風景やモノを発見できます・・・平凡な風景のなかからおもしろいものを写していくこと・・・ ●スマホやデジカメをポケットに忍ばせてあれこれ考えたり、考える以前にシャッターを押すのもいいかも?といろんなヒントをもらえた。 〇鳥の目線、虫の目線〇裏側こそ意識しよう〇反射と影を見逃すな〇幾何学的模様は即アート〇切り取って!それがアートです・・・〇私錆が好きなんです2018/02/03
suu
7
たいしたことは書いてない。あたりまえ系2017/10/17
*おきた
6
技術やレンズ云々ではなく、プロの写真家では無い人の、見方、向き合い方が見えた気がした。 プロの方のように、そこにばかり重きを置ける訳で無い人の考え。 分からなかったものが言葉までにはならなかったけど、腑に落ちたような感覚だった。 あくまで手段なんですよ、と。2019/02/24