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内容説明
経済学は小難しい? ちっとも現実を説明してくれない役立たず? 旧態依然とした教科書的解説を一切廃し、その本質とロジックを平易に語る。経済学の見方を塗り替える魅惑の講義、ここに開講! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。(講談社現代新書)
目次
開講の前に 経済学って何なんだ?<br/>第1講 経済活動にも法則性がある?<br/>第2講 モノを交換する意味<br/>第3講 お金はなぜ必要か<br/>第4講 オークションが導く価格<br/>第5講 社会の協力を描写する<br/>第6講 グループの離反をふせぐ方法<br/>第7講 「社会の協力」から「需要・供給の原理」へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロッキーのパパ
11
冒頭で「経済学は真の科学ではない」、「経済学に現実の説明能力はない」と言いきるのがすごい。まあ、フォン・ノイマンの言葉でもあるんだけど。それなのに経済学を学んだり、研究したりする意味が気になり読み進める。明確な答えは得られなかった。でも、個人の選好と他人との協調という2つの側面から需要・供給曲線を導き出すプロセスが興味深かった。もう少し経済学を知りたくなったけど、この先に読むべき本を示していないことが残念。この語り口で経済学の教科書を書いてくれると嬉しいのに。2012/11/07
みどるん
8
ゲーム理論で協力ゲームに着目しているのが新鮮だった。シャプレー解、コアの非ブロック性など分かりやすく解説してあるので読みやすい。ゲール‐シャプレーのアルゴリズムから導き出される合コンが機械的な告白すぎてシュールだった。2013/08/26
jjm
4
四半世紀前、大学受験のときに通ってた数学塾の先生が経済学者になっていてびっくり。院試を3回落ちていたことも初めて知る。なぜお金はお金と認められるかとか、ゲーム理論まで扱っている。口語体で読みやすいが、内容はやはりそう容易ではない。2020/09/11
Nil
4
経済学を学ぶ必要性から手に取った新書。著者の大学での講義が元らしく、表題通り経済学の考え方が平易な文章と図などを用いて説明されている。後半は主に協力ゲームの話題で、その初歩についてかかれてある。需要と供給の原理を協力ゲームで読み解くところは新鮮だった。端々に著者の経済学に対する「想い」が溢れておりそのことがわたしにはよく伝わって胸を打たれた。この本を読んで協力ゲームに興味をもち勉強したいと思った、と同時に数理科学としての経済学に期待したい。この本はそんな「数理経済」へのイントロだと感ぜられる。2013/12/22
kiho
3
すべてが…とは言えないけど経済の仕組みがなんとなく理解できたような☆わかりやすい説明で、学生時代ここから入ればより関心が持てたかも♪生活する上でも経済の仕組みって大事だと今にして思う。2013/09/29