萬月な日々

著者名：花村萬月【著】

双葉社（2014/06発売）

• ISBN：9784575304633

内容説明

愛犬ブビヲの「切ない話」から、赤信号で人生を考える「生きる」まで、縦横無尽に萬月節が炸裂する。『笑う萬月』『萬月療法』につづく、「そうだったのか！」と、思わずぽん！と膝を打ってしまいたくなるお話満載のエッセイ集第三弾。

目次

切ない話
新人賞雑感
美貌と才能は自己申告が通用しない
入試なのだが
真に受けるな
汚物
誤植
比喩について
プラズマチタンパン！
基地・沖縄〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[キョウラン]

花村萬月氏のエッセイ。花村萬月というと以前はたけしの平成教育の番組とか出てたなーという印象。デヴュー作「ゴッド・ブレイス物語」が懐かしい。「私の庭」とか読みたくなってきた。小説新人賞の選考委員の話は面白かった。そうか、比喩ってなるべくなら使わない方がいいのか、目からウロコ。「泣き出しそうな空」っていう表現はたしかによく目にするけど紋切り型でつまらない表現ですね、いわれてみれば。

2012/11/04

[ｒｅａｄｉｎｇ]

なるほどと共感するところ、萬月氏独特の表現で笑いを誘うところ。痛快なエッセイでした。

2012/11/28

[chatnoir]

アクの強い人だなぁ～小説の内容と合ってるなぁ、と思った。 若い頃（？）無茶してるのに、今更、お茶は無農薬でないといけないのかい？？？人間って、矛盾だらけだよね。 後、アレを口に入れるだけなのか、食うのか判らないけど、口に入れる趣味の人がいるって事が判ったのがショックだったなぁ。見るだけじゃないんだ～。

2013/01/31

[あうあう]

小説を書く才能も無いくせに、本を腐す自分が恥ずかしくなる感じ。 ここに書くのは備忘録のつもりなだけなので気にしないでね。ごめんなさい。あ、「希望（仮）」と一緒に読むと、なんでそのストーリーになったのか判って、お得です。

2012/10/27

[kamakurasanma]

ちょっとしたところから滲み出てくる抹香臭さ。それが花村だといってしまえばそれまでだが。面白くないわけではないんだけどね。

2018/08/13