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内容説明
「地元に帰らず、ホテルに住めていいねえ」「東電からいっぱいもらっているんでしょう?
」「放射能が移るから近寄るな!」―何気ないひと言や所作に原発被災者たちは疑心暗鬼となり、神経をすり減らす。
誤解や偏見は差別やいじめへと発展する。
そのストレスは計り知れない。
「避難すべき人が避難できずに被曝した」「必要のない人に避難を強制した」。
福島第一原発事故で、政府は二重の誤りを犯した。
ある人は「被曝」というかたちで犠牲になり、ある人は「避難」というかたちで家や仕事を奪われた。
「真実を知ってほしい」。
絆を引き裂かれた住民の心は、いまだ苦しみの渦中で喘いでいる。
目次
プロローグ すべては放射能雲の予測ミスから始まった(福島第一原発から流れ出た放射性物質の行方 犠牲者を増大させた政府の二重の過ち ほか)
第1章 福島第一原発が見える町(一時帰宅に許された時間は五時間 線量計が毎時二〇マイクロシーベルトを指した ほか)
第2章 絆を引き裂かれた避難者たち(すべて自腹で避難を強いられた人たち 「地元に帰らず、ホテルに住めていいねえ」 ほか)
第3章 そのとき南相馬市・飯舘村では(国道沿いの店はすべて明かりが消えていた なぜ、スーパーや銀行は店を閉めたのか? ほか)
第4章 被曝者も避難者も出さない方法は、確実にあった(放射能雲が北西方向へ流れることは予測できた 法律はきちんと決めていた ほか)
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