中途半端もありがたい

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

中途半端もありがたい

  • 著者名:玄侑宗久【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 東京書籍(2014/10発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784487806607

ファイル: /

内容説明

語るとは、聞くこと。だから心に響く。震災前5篇、震災後5篇を厳選。
【対談者】木田元/辰巳芳子/五木寛之/養老孟司/片田珠美/山田太一/中沢新一/佐藤優/日野原重明/山折哲雄。 いずれも斯界の第一人者。私としては講義を受ける気分だが、それでは対談にならないので半端な言葉を差し挟む。(中略)大震災の前後で自分がどう変わったのかは、読み返してもよくわからない。それは読者の判断に任せ、私としてはこの刺激的な人々の話がすべていつでも読み返せる形になったことを独り歓んでおこう。(まえがきより)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みか

7
とても良い本だと思いました。時をおいて何度も再読したい本。玄侑宗久さんは随分以前から気になる人で、本も読みたいと思いながらもこれが初めてでした。その容姿から想像して、少し厳しく怖いイメージだったので、、、。この本の表紙にある対談の相手の面々が私の興味をそそったのでした。でもこの本を読み終えた今は玄侑さんの本をまた読みたいと思うようになりました。 また、私は政治・経済が本当に苦手だと改めて思いました。思考がストップしてしまいます、、、。 あと、方丈記を読んでみたくもなりました。2014/09/06

健康平和研究所

1
「自分」という言葉は「自然の分身」という言葉を短縮した 老子は隣の町の犬やニワトリの声が聞こえるけど、行ったことはない、というのが理想。全国規模の流通とか、そういう統一的なものに、それ自体が罪悪だと思っていたのが老子2015/06/25

echo.

1
前回の対談集がおもしろかったので、今回も期待した。しかし期待外れだった。辰巳先生や中沢新一、佐藤優などの面々との最も楽しみにしていた人々との対談は案外あっさり終わってしまった。相対的に一番、個人的になのかもしれないが、とにかく酷かったのが、片田珠美とかいう似非精神科医とのくだらない対談。と切って捨てざるをえない。この一点で、まったく読むに堪えないものになった。腹立たしい。2016/01/11

滝原夏希

1
各界の第一人者と玄侑さんがハイレベルな含蓄のあるディベートを繰り広げている。誰との対談が一番ということはなく、すべてのページで人生の参考書のようなありがたいお言葉が散りばめられている。 良書です。2015/06/27

K

1
示唆に富む重要な本。自分の傲慢さを戒めるために、そして周囲の傲慢さに流されそうになった時に、折に触れ読み返そうと思う。いずれも印象的だったが特に辰巳芳子さん(異物を受け入れ、育む能力こそ女性性であるという話)、中沢新一さん(再生可能エネルギーとて無害ではなく、かつての原発と同じ文脈でそれが導入されようとしているという指摘)、佐藤優さん(恒真命題や官僚文化の問題点の指摘)との対話が特に強く印象に残った。「約束はするが、約束を守ることは約束していない」って、なんという詭弁…2015/05/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5591067
  • ご注意事項