内容説明
高校２年生の南田是也には「お笑い芸人になってテレビに出たい！」という夢がある。
しかし、クラスでの立ち位置は正直微妙で、コンビを組んでくれる相方はいない。
唯一の友達である引っ込み思案なお笑いオタク、木下に漫談を見せては酷評される日々を送っていた。
そこに、美少女綱屋りんが転校してくる。
一目で心を奪われた是也だったが、しょせん美少女なんて遠い存在。
ところが、たまたま彼女と話す機会があり、「私の腕は鉄でできている」「胸を触って」などと大真面目な顔で言うりんに思わずツッコミを入れてしまった。
二人の掛け合いを面白がった木下は「コンビを組め」と提案するが、なんとネタだと思っていた彼女の話はすべて本当だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
8
惜しい！ それが第一の感想。設定はなかなか良かったし、りんも可愛い、そして主人公や木下も気持ちのいい少年でしたが、何かが物足りないまま終わってしまった、そんな感じです。肝心の漫才シーンが少なすぎた(あと、イマイチ面白くなかった)のと、サイバーバトルの描写がイマイチというのが原因でしょうか。ただまあ、何もかもを鋳型にはめ込んだようなテンプレラノベよりは、遥かに好感が持てる内容だったと思います。どうでもいいけど、クラスで一人妖怪漫画を読んでいるりんの姿を想像したら、切なすぎてちょっと泣けてきた。2013/09/01
シュエパイ
5
その科学者、何でよく分からん起動条件をつけたんだよ（笑）これは、この先を発展させていったら、シリアスな場面になればなるほど、より愉快なお笑いに走らなければならないのか・・・！それはそれでよいな！2012/10/11
かわの
3
さすがお笑い芸人さんが書いているだけあって、ネタが面白かった。サイボーグ少女の普通の人間とのギャップをネタにしているのも目の付け所がいいと思う。ただ最後まで読んでみて、アクション（「組織」との戦い）のクライマックスと芸人としてのクライマックスが並列に並んでいるだけで、話として組合っていない印象を受けたのがおしかった。キャラは良かったので２巻出たら読もう。2012/11/17
クワガタ
3
酷評が多いようですが、個人的には、そこらへんの下手な量産ラノベより個性があって面白かった。最後の締なんて、ザ青春！！って感じで好みでした。ただ、「サイバー」の要素の必要性には疑問を感じます。2012/11/14
あーしぇ
3
May'n部長の推薦文が帯にあったので読んでみたが…。要素的には、漫才＜ラブコメか。お笑い部分がまったく面白くないのは仕様かｗ2012/10/07
