内容説明
四国統一を成し遂げ天下を夢見るも、関ヶ原で敗北。山内政権下で「下士」へ転落し、雌伏の後、明治維新を機に家名復活へ──。秦の始皇帝を遠祖とする名門一族の興亡を、長宗我部元親の末弟、親房から17代目の当主・長宗我部友親が描く。末裔でなければ書けない史実の数々は、70代、2000年に及ぶ血脈の「大河の一滴」までさかのぼった、まさに歴史のロマン。長宗我部元親の原点がここにある!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kayak-gohan
20
長宗我部という姓は珍しいが、日本史を勉強したことのある人なら長宗我部元親という戦国大名として知っていると思う。著者はその長宗我部家の末裔。一族のルーツが中国・秦の始皇帝に始まり、渡来した日本では秦(はた)の姓を名乗って聖徳太子、藤原氏、足利氏といった時の権力者を支えながら繁栄してきた歴史がユニーク。2023/03/06
ウィズ
11
血脈連綿!!2013/08/05
detu
9
司馬遼さんの『夏草の賦』で初めて長宗我部元親の活躍に胸を躍らせたことを思い出し、興味を持っていたところへこの『長宗我部』実の子孫の著書を見つけました。前半は悠久過ぎて思いもあまり及ばない感ありでしたが、中興の祖『元親』『信親』のくだは司馬遼先生の話で知るところであり、山内政権下の暗黒冷遇時代、幕末、土佐藩下士の維新に向かう流れ、歴史は脈々と続くものだと実感するところでありました。関ケ原、大阪の陣からの由来、幕末倒幕、歴史は人が作る、だからこそ面白い。2015/08/25
BIN
5
長宗我部元親の祖先である秦の始皇帝から元親の末弟の子孫である著者まで2000年以上の長宗我部家についてまとめたもの。読みは「ちょうそがべ」が正しいらしい。元親の前後しか知られていないので貴重な一策。遠流の地に居ながら昔から朝廷との関わりを持とうとしていたとは。また江戸時代で下士として雌伏のときを過ごし幕末に土佐勤王党に参加した人物も居たとか面白かったです。2016/12/15
シン
5
古代中国・秦の末裔とされる長宗我部家。その流れにある友親氏による長宗我部家史。話としては、やはり中興の元親、信親、盛親あたりが面白かったです。再度、司馬作品も読みたいです。関ケ原後、国替えによって土佐に入った山内家側から見た当時の様子も興味深いです。2015/08/17
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