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内容説明
赤字続きのファミレス不採算店に、全国チェーンの強力ライバルが襲いかかる。閉店か、はたまた存続か?頼りない店長に代わり、改革のリーダーに指名されたのは女子大生アルバイトのヒカリ。だが、残された時間はあとわずか。果たしてヒカリは、赤字店舗を儲かるお店に変えられるのか?閉鎖の危機から救えるのか?読む
目次
ファミレス戦争勃発!?
ヒカリのクラークシップはじまる―大切なのは現場での経験
決算書はトップシークレット―損益計算書には利害関係者が並んでいる
女性はなぜ、高価なトリュフを買うのか?―限界利益は会社が創った付加価値
アクションプランはノウハウの固まりだった―赤字会社を黒字化する方法
決算書だけでは、真実はわからない―バランススコアカードの四つの視点
お客様の声は天の声―“顧客の視点”で仕事を見直す
キッチンには宝が埋まっている―業務プロセスを見直す
50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?―学習と成長の視点
逆転の発想がロミーズを救う―個人の力を結集してチームで乗り切る
千の端店に奇跡が起きた!―33カ月ぶりの黒字達成、そして…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
44
「道」と名のつく稽古事につきものの「守破離」。私が所属する少林寺拳法では「拳の三訓」と呼ばれている。これは、管理会計という実学でも十分に真理だ。理論を理解するだけでは「守」、現場に出て実際との違いを試行錯誤ですり合わせるのが「破」、理論を踏まえて自由に創造できるようになって「離」となり、やっと「技」が完成。ところが、さらに運用法である「術」と技と術を統括する「略」がある。事業の目的は顧客の創造。買わないことを選択できる顧客が喜んで自らの購買力と交換してくれるものを提供すること。その道は長く、果てしない。2015/02/18
きつねこ
39
ファミレスに送り込まれた?経営コンサル志望の現役大学生の視点から赤字の店を黒字に転換していく物語。顧客視点から外れてはどんな数値改善案も実績に結び付かないことを改めて実感。分かりやすくて面白かった~。最後のオチでホロリとしましたよ。他のも読んでみよっと。2015/03/02
yamaaki
21
餃子屋と高級フレンチシリーズ第4弾。本作は前3作とはストーリーは異なるものの安曇先生は登場する。小説仕立てで、ドラッガー理論の1つと管理会計を学べる。BSC理論も出てくる。赤字店舗が黒字になる過程はとても分かり易い。2016/05/22
烟々羅
17
赤字店ならば値上げのほうが儲かる、と思ったが、これは考えが足りなかったようだ。正確には赤字店にも色々の原因があり、いちがいには言えない。わたしの思い浮かべた、ある店の場合は値段が20年据え置きで酷かったからな。ふつうはコスト削減で正解と学んだと書いておこう。 読むだけならば軽い本、本書に何度も書いてある「現場をしらずに理論を学んでも理解できない」のとおり、現場を思い浮かべながら読めば深い本。 TOC本で現金×日を重視する会計があったことも思い出した (2014-05-05 神戸紀伊國屋書店購入)2014/05/07
村越操
17
安曇教授による会計レクチャー第四弾。バランススコアカード(BSC)による4つの視点の解説がメインだが、本質はドラッカーの「顧客を創造する」ことがビジネスで一番大切と訴えております。赤字続きのファミレスの復活劇を小説仕立て仕上げており、イメージしやすく理解しやすい。良書です。「損益計算書には、会社の利害関係者が大切な順に表現されている」「限界利益とは、会社が生み出した付加価値そのもの」「顧客が何を求めているかがわかれば、売上は増える」「大切なことは、コスト削減、値上げのあとに、商品が何個売れるかという点」2013/06/16
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