内容説明
中華文明の歴史が嘘をつくり、その嘘がまた歴史をつくる無限のループこそが、中国の主張する「中国史の正体」なのである。だから、一つ嘘を認めれば、歴史を誇る「中国」は足下から崩れることになる。中国の歴史とは巨大な嘘なのである。だからこそ、中国人は死んでも真実の歴史を認めない。
目次
序章 真実の中国史を知る鍵
第1章 捏造される近代中国史
第2章 身勝手に飾られた現代中国史
第3章 語られなかった中国植民地史
第4章 「詐」と「騙」と「偽」の中国文化史
第5章 日本人が知らなすぎる日中関係史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
12
黄氏の本は宣伝文句自体、強烈で、いつか読みたいと思ってた。韓国が日本の仏像を保管し続け、「これはわが国のモノ、預かって頂き深謝」とノタマワリあきれた記憶は新しい。 さすがにお人よし日本も中国=礼善の国と云う単純図式から目覚めて来つつあるが、まだ、某氏の様に、国民の中にも「陳謝と賠償の行脚」を続ける姿勢は強い。 学生時代から東洋史が大好きで専攻したいと思ったほど。貝塚氏によれは秦以降統一中国は7割、3割強は乱世と大乱。「一治一乱」はおかしいやろ~と云う。 2013/07/10
姉勤
3
戦後のいわゆる進歩的文化人が死んでも認めない、歴史学書でもある。日本には、文字に残された物が真実だとして鵜呑みにする、権威ある学者先生の多い事よ。彼らは世辞に疎い幼稚な、単なる文献マニアにすぎない。幼稚ゆえに、脚色されたイデオロギーにもホイホイ乗っかるのは哀しい事だ。感想は、中華思想が万能過ぎて、日本も輸入したらどうか?と笑い事じゃないが、嗤ってしまった。しかし、この方、日本大好きなのはともかく、江戸期の国学者を美化しすぎだ。彼らを担いで愛国無罪を唱える「日本人」も、またいるのだが。2013/05/09
零水亭
2
自分は『老子』『三体詩』『唐詩選』『菜根譚』など、中国の哲学、文学は好きです。『大乗起信論』『観無量寿経』(中国での偽作説あり)『臨済録』も愛読しています。それらを受容して来た過去の日本人も間違っていないと思います… が、この本の内容は全面的に支持せざるをえません。チベット、ウィグル、最近では香港、フィリピン沖や尖閣諸島で行なっている蛮行を見れば、また2021年に入ってのビルマのクーデターでの暗躍を見れば、中国◯産党の本質(国民性、とまでは言いたくありませんが)について、子供でも見抜けます。
k_jizo
2
★★黄さん初読み。極論だとは思いつつ、日本の「誠」中国の「詐」など興味深い視点が多く面白かった2013/06/26
Humbaba
2
歴史とは真実が書かれたものではない.あくまでも勝者が自分の足跡を綴った書物である.特に,そこでは古典が重視されるため,事実ではなくて古典に合わせるように捏造されることすら在る.2012/12/26
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