内容説明
うーやんをはじめ、心は優しいが知的障害を持つ大人たちが住むグループホーム「ひまわり荘」に、かつて一度だけ大ヒット作品を世に送り出した漫画家の愛情いっぽん先生と、娘のマコがやってきた。30歳になるマコの知能も幼稚園児レベル。彼らの純真で、わがまま放題の行動が笑いを巻き起こす。そんな中、うーやんとマコはお互いを恋の相手として意識し始め、父親のいっぽん先生は、ハラハラしながらも彼らを温かい目で見守ろうとする。だが、病に冒され、余命幾ばくもないことを知ってしまったいっぽん先生。知的障害者の犯罪やホームレス化に心を痛めていたいっぽん先生は、マコを置いてこの世を去ることができず、あまりに哀しい選択をしようとする……(「くちづけ」)。2012年に惜しまれつつ解散した超人気劇団「東京セレソンデラックス」。その代表作とも言える「歌姫」「夕―ゆう―」「流れ星」「くちづけ」の4つの戯曲が収録された純愛戯曲集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おおにし
12
年末に大阪でのタクフェス公演で『くちづけ』を観賞。セリフで聞き取れなかったところがあったが、図書館で借りたこの戯曲集で確認することができた。知的障がい者のグループホームが舞台のコメディであるが、親が子供の障がい者年金を着服して施設利用料を払わずグループホームが経営できなくなった、服役囚の四分の一は知的障がい者であるなど、シビアなセリフが飛び交い、主人公うーやんのおかしな仕草を笑って楽しむことは難しい。最後に知的障がい者の娘を父親が殺すシーンまで登場し、知的障がい者の現状をいろいろ考えさせられる劇であった。2026/01/08
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