内容説明
まさか、故郷を出ていったダリウスが戻っていたなんて。クロエは実家に戻ったその日に彼とでくわし、愕然とした。昔あこがれていた、准男爵家の次男ダリウス・メイナード。ある晩の舞踏会でクロエを誘惑しておきながら、翌朝には自分の兄の妻と駆け落ちしたという、心ない男性だ。でも、彼のことなんてもうどうでもいいわ。わたしは恋人のイアンと結婚するために帰ってきたのだから。ところがダリウスは何かとクロエにつきまとい、淡い恋心と、あの夜の甘美な記憶を呼び覚ました。一方、イアンの態度は煮えきらず、彼女の心は揺れ始める……。■ハーレクイン日本創刊の1年後、1980年に『幻のシャトオ』でデビューし、今なお年2作のペースで精力的に執筆しつづけているS・クレイヴン。常に新旧のファンを魅了している彼女が、これぞイギリス発のロマンスといえる雰囲気たっぷりの新作を書きました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
今時の話なんだけど、読んでると、時代設定はいつなのかと疑いたくなるようなストーリーです。携帯は出てくるが、全く使いこなしていないというか、携帯の意味自体が理解されてない…なるほど、作家さんがアナログ世代なのです。読んでて古臭い感じがしたし、展開もヒーローもベティ・ニールズそっくりで、ハーレクイン初期の時代からのファンには好かれるのかもしれないですね。ハッキリしないヒーローと、優柔不断なヒロインのフィアンセという人物像と、手紙のやりとりが中心っていうね(°д°)私の年代でも海外にいてもメールで済ますよね。2015/05/25
MOMO
0
代の話しよねぇ。携帯電話も出てくるし。てぇことはこの女、遠恋中の恋人に対して、電話どころかメールさえろくすっぽ送らなかったってぇことよね。で、一年ほったらかしといて、いまだに想ってもらえていると思い込んでるなんて、おめでたいにもほどがあるわ・・・。それにしても、２５歳にしてこれほどまでに周りの人々の動向に気をかけないのは何故でしょう・・・？？なのに優れたハウスキーパーって・・・うーん・・謎だわ・・・2012/11/30
しゃむ・しゃむ
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初ハーレクイン。勘違いもの？？？って思うくらい、ヒロインが思い込み激しすぎて、入り込めない人は入り込めない感じ。展開だいたいつかみでわかる王道のオンパレードだけど、王道だから最後まで読めてしまうので王道はすごいと思った。2018/06/12
