終身旅行者PT ──資産運用、ビジネス、居住国分散 国家の歩き方 徹底ガイド

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終身旅行者PT ──資産運用、ビジネス、居住国分散 国家の歩き方 徹底ガイド

  • 著者名:木村昭二【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • パンローリング(2014/04発売)
  • ポイント 28pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784775991183

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内容説明

用途別に6つ以上の国を使い分け、様々なリスクを分散するPTのライフスタイルは、節税のみならず、テロや政治暴力、経済危機、自然災害、人的災害などのあらゆるリスク回避を可能にします。

 あらゆる危険が降りかかってくる現在のような状況下において、終身旅行者はその危険を国家単位で回避・分散するのに最も有効な方法のひとつです。今、個人が国家を選び用途によって複数国を使い分ける時代が到来しています。

 第一章ではまず、世界からみた日本のリスク(自然災害や、国家債務ほか原発リスク)を、多数の資料から考えてみたいと思います。その国に生まれたからというだけで、一国にすべてをゆだねてしまうことがいかに危険なことかが分かることでしょう。日本一国だけに住居や金融資産、ビジネスを集中していることの危険性(卵を一つのカゴに盛った状態)をご理解いただけるはずです。

 第二章では激動の世界で生き残るためのさまざまな分散について見ていきます。居住や、事業、財産の分散を考えた場合、個人個人程度の差こそあれ、日本以外の海外を利用する様々なメリットをご理解いただけるはずです。大事な卵は複数箇所に分散した方が安全です。

 第三章ではPTの実例と、分散する国として利用価値の高い国々の事情を見ていきます。皆様の分散先としての、国籍を持つ国、ビジネスを営む国、居宅(居住権・永住権・市民権)を持つ国、資産運用を行う国、余暇を過ごす国、寄付をする具体的な国々がきっと見つかるでしょう。

 そして第四章では、いよいよ実践に向けてお話をしていきます。終身旅行者になるにあたっての各種手続きについて、実例をもとに具体的に解説していきます。ここまでくれば、読者は真に自由な終身旅行者の人生へと、羽ばたいていくことができます。

 私たち日本人は、これまでは一生懸命に働きさえすれば、ある程度安定した豊かな生活を享受することができました。しかし、その時代はもはや遠い過去のものです。これからはあらゆる面で非常に厳しい
環境の中で、一人ひとりが知恵を振り絞って生き残っていかなければなりません。

 このような時代に私たち日本人がすべきことは、日本一カ国に自分や家族の運命をゆだねずに、国家の運命と自分や家族の運命を切り離すことです。つまり大事な卵を複数のカゴに分けて盛り、リスクを分散することです。そして自由な終身旅行者の人生に向けて自ら行動を起こしましょう。

 本書で提案するのは個人が国家を選ぶ新しいライフスタイル(生き方)です。それは「究極の人生設計」といえるでしょう。

木村昭二
東京生まれ。慶應義塾大学卒業、オックスフォード大学サイードビジネススクール、OxfordGlobalInvestmentRiskManagementProgramme終了。複数の金融機関、シンクタンク等を経て現在はPT(終身旅行者)研究家、フロンティアマーケット(新興国市場)研究家、マジック(奇術)研究家として調査・研究業務に従事。日本におけるPT研究の第一人者。

目次

第1章 世界と比較する日本のリスク(「想定外」による崩壊と潜在的リスクの露呈 「3つのシナリオ」手法 ほか)
第2章 「悲観シナリオ」をもとにした資産分散(激動の世界で生き残るには 居住、事業(所得)の分散方法 ほか)
第3章 PTとはなにか(PTの実例 PTの概要 ほか)
第4章 PT実践編(PTの実践に向けて 出国前に検討すべき問題点 ほか)
付録 PTに必要な日本の税務法令―各法令より抜粋(所得税法令 相続・贈与税法令 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kotte

12
Kindle Unlimitedで読みました。以前、プライベートバンカーを読んで富裕層が租税回避のために海外移住を進めていることを知りましたが、本書で海外に出て行く理由はそれだけではありませんでした。日本の国力の低下や原発問題、災害のリスクなど、様々な要因を考慮すると、居住地を一箇所のみに決めておくことのリスクが存在し、それを回避する努力が必要なことはわかります。しかし、私のようなサラリーマンに何ができるのでしょうか…。とりあえず、日本の情勢を気にしつつ、海外に少しずつ目を向けるようにしていきます。2017/04/02

nori

3
General information written before Abenomics and not useful to those who really consider to be PT. It is interesting that frontier countries are pushed rather than BRICs, while the former may be high risk environment. 新興アジアでお金持ち is better for me.2013/10/11

momo

3
なんだか心惹かれるタイトル。PTというのは、もともとはヨーロッパの富裕層が自国の重い税務から合法的に逃れるために考え出したライフスタイルのようです。自国の国籍を捨て、税金の少ないタックスヘイブンの国籍を取得。そして居住者とみなされない期間で、いろんな国に短期滞在する。ステキですねー!これを実行できるくらい、リッチになりたいものです!2013/10/08

ひとまろ

3
今回は前回刊行の書籍に2012年までの 情報を加えて出版したという感じでした。 悲観シナリオ等もあり、 こういったリスクマネジメントが 必要なんだなと感じた。 金融資産がふんだんにあれば 面白いだろうと思えるライフスタイルだ。 2013/06/13

Kじゅう

2
国に囚われず「終身旅行者」として生きるためのマニュアル。単一国に身を留める、財産を保管するということがリスクに繋がることから、制度をつまく活用して身も資産も世界に分散させようという切り口。具体的。実践は容易では無いにしても、比較的近々必要となる知識かと思う。「日本オワコン」という言葉にもリアリティを帯びてきたことだし…。2020/01/05

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