内容説明
「本能寺の変」はいかにして起こったのか?天正十年六月二日未明、信長は茶会後の宴席も終え床につく。午前四時ごろ、外の騒ぎに目覚めた彼は、「謀叛」と知って「信忠か!」と口にしたという。さらに「明智が者」との報告に「是非に及ばず」と呟いた……この情景をいったい誰が今に伝えたのだろう? 変に参加した本城惣右衛門は「討つは家康様とばかりに存じ候」と書き残す。光秀が愛宕山を下山したという日はどしゃ降りの雨で、亀山からの出立には間にあわなかった? 戦国最大の謎と言われる信長殺害事件は、今に種々のエピソードが語り残され、さまざまな犯人説が飛びかう。本書はそれら気になるエピソード一つひとつを歴画で紡ぎながら、事変を立体的に描き出す。さらには信長と関係の深かった人物たちの、知られざる逸話をふんだんに盛り込み、信長の生きた時代と信長自身の四十九年の軌跡を再検証する意欲作である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冷えた八宝菜
2
桶狭間は奇襲ではなかった、利休とキリシタン、なぜ比叡山を焼き討ちしたのか、などなどさすがの黒鉄ヒロシ流信長論。2017/02/19
竜
1
やっぱり黒鉄ヒロシは絵が上手い! 2012/10/28
getsuki
0
新装版刊行による再読。2012/12/15
non
0
(A--- '12-199)また細かい絵とダジャレ。歴史観を深めたい人、学びたい人向け。2012/10/27
サンドマン
0
(注)2009年に出た「信長遊び」の再編集版。で、この前の奴を私は人に差し上げたので、改めてじっくりと読むと「信長」という人間の「異能」ぶりがわかる。あの時代にあって「信仰の自由」と「信仰に名を借りた武装権力」を見抜く、自らは全く「死後」の世界を信じない、徹底的な合理主義。仕えた人間も狂うてくるはな。それが極端に走ったのが右に秀吉、左に光秀か、と。そして信長の3人の嫡子の「その後の運命」は?全盛時の秀吉=優秀な信長の生徒であった秀吉の采配の見事さ、とみるべきでしょうか。面白い一冊2012/10/16
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