内容説明
テレビ「ほんまでっか!?」などでお茶の間にもおなじみの生物学者池田清彦教授の週刊朝日連載の人気エッセイが、新たな書き下ろしを加えて、単行本化。3・11降の日本の社会のあり方、生き方を鋭く問う。脱原発へのエネルギー論、騙されていた環境論、憲法改正、経済破綻、橋下行政など、混迷を極める政治・経済へ提言、楽しい昆虫話…など、日々の出来事を独自の視点でタイムリーに綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
5
フジ系ホンマでっかでお馴染みの池田先生。民自ともにどうしていいかわからない(10ページ)。それは、遊説を聴いてもわかるであろう。政治不信の極みだ。話し言葉で気楽に読めるが、内容的にはかなり重い。『週刊朝日』の記事から来ているからだ。「脱原発は反原発とは違う」(56ページ)。「卒」原発も出てきた。いかに封じ込めるか、そして、いたちごっこだが、漏れたら封じるしかない。トイレの無いマンションだから、いつの日か、満杯になって困るのは人類だけでなく、生物全てではないか。センター試験廃止は同感(154ページ~)した。2012/12/11
マッピー
4
タイトルはふざけているようだけど、中身は真面目。本気で脱原発を訴えて、復興を利権の温床にするなと憤る。古本市で買った本なのでちょっと古い(野田政権、橋下府政の頃描かれた本)けど、言っていることは多分ぶれていないはず。常識を疑い、勢いに流されず、事実を知って、自分で考える。“いつの時代でも愚かな為政者は己のコントロール願望と引き換えに人々の利益を収奪する。”でも今、頭が大変疲れているので、なかなか内容が頭に入っていかなかったのが残念。 結構大事なことがいっぱい書いてあったので、落ちつたらまた読まねば。2017/04/02
jiangkou
4
たまたま図書館で並んでいたので借りただけ、の本だったが、エッセイとして連載されていたもののまとめ、ということで読みやすくかつ学者らしく面白かった。学者ってしれっと一般の人が当たり前と思っていると違う視点を与えてくれるから面白い。そんな先生と研究室で茶飲み話でもしてるような気持になる本。政治思想は違えど原発の話は全く同じ感想であった。あんなもんどう考えたっていずれは破たんするよね。この国も長くないな、と改めて感想をもった。2017/02/05
まわる
3
虫少年。相変わらず、さばさばした語り口。笑いながらバッサリと斬る池田さんの顔が浮かぶ。2016/11/07
pom
3
週刊朝日ぽいネタ。「この世に取り返しのつくことなどひとつもないのだ」なるほどね〜2016/04/20
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