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内容説明
可住地面積当たりの工場密度日本一の東大阪市は、製品出荷額が1兆2898億円にのぼります。なかでも多くの中小企業が集まる高井田地域では、ネジ、バネ、パチンコ玉から新幹線、航空機、人工衛星の部品まで、多岐にわたる製品が生まれています。不況、後継者難、大手メーカーの海外移転、中国や東南アジア勢の猛追――様々な困難を乗り越えながら頑張る13社を訪ね歩きました。「よりよい製品を作ることで信頼を得る」「モノに自信があるから客に媚びない」、ここには、“ものづくり大国ニッポン”の原点があります。
目次
第1章 信用。(スプリング製造 竹山保さん・一成さん―ええもん納めて金もらうのが日本人のお金の儲け方や。 精密部品、金型等の金属表面処理 水野晃さん・理志さん―僕らの世界でミリっていうのは、みなさんのメートルぐらいの感覚です。 金属加工、試作品・単品・小ロットの製造 奥村義久さん―「あんたんとこ過剰品質や」言う人いてますよね。 ネジ製造―注文は数やなくて、キロ単位。何個あるかはわからんわけです。)
第2章 技術。(金型肉盛り、修理 川勝親さん―10年に1回しか使わんような材料も置いてます。 機械部品製造、アルミダイキャスト等の鋳造 谷村佳昭さん・和彦さん―ただ図面どおり作ってるんじゃ使えないんです。 金型製造 大垣貴嗣さん―うちのような商売がなかったらロケットも作られへんやろうし。)
第3章 矜持。(鋼球、プラスチック球製造 佐藤和彦さん―最終的には検査は人間の目でしか無理なんですよ。 銅合金鋳造 上田富雄さん―材料も僕は1軒からしか買いません。 鉄道用電車金具製造 濱谷和也さん―中国には、こちらから積極的に技術支援しています。 航空機機体部加工、金型・設備装置設計製造 青木理さん―うちの名前が知られたのは、人工衛星「まいど1号」の件ですね。 スプリング製造、販売全般 笠井潔さん・洋子さん―うちしか出来ないから高くいただきますってことは通用しないですね。 リサイクル用粉砕器・破壊機の製造販売 鈴木雅之さん―うちは「もったいない」の老舗、世の中が後からついてきたんです。)
感想・レビュー
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