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内容説明
トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長時代に、19年連続増収増益という偉業を達成した伝説のリーダーが、その極意を語り尽くす。
著者は、「報・連・相」や「部下へのアメとムチ」を、「三流のやること」と断じてはばからない。
最高の報酬とは仕事の達成感であり、その勝利の味を知らしめるためにデッドラインを駆使してチームを動かすことだけがリーダーの仕事だとする。
これからの時代に活躍できる、斬新かつ爽快なリーダー論。
目次
第1章 九五%の暗黙知を手に入れろ(日本が不況から抜け出せない理由 世界トップレベルの労働者 ほか)<br/>第2章 有能と無能の境界線(休暇をとれない人は無能 最強ツール、デッドライン ほか)<br/>第3章 結果重視、即行、トップダウンを徹底せよ(自分の中に優れたリーダーを住まわせる 出たとこ勝負でもひるまず進め ほか)<br/>第4章 恐れと遠慮を捨てて導く力を(ブレインストーミングは時間の無駄 本当の適材適所とは ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てん
23
部下の立場で読むと厳しい内容で、上司・管理職の立場で読むとさらに厳しい内容。ここまで自分に厳しくなれていないことを反省するも、一方で目指す方向としては間違っていないと共感。いろいろ溜飲が下がる思いがする。生産性向上とか働き方改革とかいうけれど、ここまで覚悟をもってやれるトップはどれだけいるか。率いる組織は小さいけれど、自分に喝をいれて取り組みたい。初心に帰る1冊。2017/11/21
つはー
10
19年連続増収を達成した元トリンプ社長 吉越氏のリーダー論。かなり厳しい内容と聞いていましたが、意外と自分が日々思っていたことを分かりやすく言語化してくれており、共感することばかりでした。最も真似しにくいのは自身への厳しさですね。2015/02/06
かしまさ
6
ビキビキに厳しいリーダー論の本。リーダーシップは教えられるものじゃないし、結果を出せないならリーダー失格と断言している。鬼のような厳しさにちょっとどうかと思う部分もあるけど、かしまさは手取り足取り教えるタイプではないので(質問されたことだけ教える)、やってみると意外にしっくりくるかもしれない。いやでもやっぱりここまで自分に厳しくはいられない気がする。までも、実践してみる。2021/09/20
みちかなもに
5
日本から優秀なリーダーを輩出して欲しいとの思いから精魂込めて書いた本だと思う。ホンモノのリーダーになれるか否かは、決めたことを徹底してやるか、やり切る前に諦めてしまうかの違いだという点はその通りだと思った。リーダーは『個』の自立が何より重要だが、日本人が大切にしてきた人の輪や気配りもやはり必要だと思う。著者の言う、『和魂洋才』の調和は大切であり、かつ難しい。2013/12/20
るい
4
「成功するまでやれば、必ず成功する」かの松下幸之助も言っていたように思う。この言葉が、わたしの胸にはストンと落ちる。自分の諦めの早さがよくわかる。リーダーに不可欠な要素に、辛抱と忍耐がある。わたしはそういうところも弱い。吉越さんのリーダー論は、その辺のリーダー論とは正反対をゆく、厳しさがある。しかし、正論でもある。計画よりも実行に時間をかけていこう。2015/07/22