「日本史」の終わり - 変わる世界、変われない日本人

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「日本史」の終わり - 変わる世界、変われない日本人

  • 著者名:池田信夫/與那覇潤
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2012/10発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569806907
  • NDC分類:304

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内容説明

「明治維新後、貪欲に西欧化・近代化を図り、わが国は世界に類を見ない高度成長を遂げた」という通説は幻想だった。
著書『中国化する日本』で脚光を浴びた気鋭の歴史学者と、日本を代表する経済ブロガーが、日本の歴史をたどり、現代の「決められない政治」や「変われない企業」の原因を縦横無尽に語り合う。
日本は江戸時代から進歩していない。

目次

第1章 中国から歴史を見る
第2章 古代から日本人は「平和ボケ」
第3章 戦争が国家を生んだ
第4章 中世に始まる「失敗の本質」
第5章 中国は昔から「小さな政府」
第6章 西洋近代はなぜ生まれたのか
第7章 全員が拒否権をもつ日本
第8章 霞ヶ関という不思議の国
第9章 「決められない政治」は変わるか
第10章 日本は「中国化」するのか
第11章 「長い江戸時代」の終わり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sk4

47
人生もだけど、社会とか世界って同じトラックを何周もずっと競争しているようなものだと思う。 今、アメリカが金融や核をチラつかせてライバルを抑えて独走してるというだけの事で、あと半周もしたら転んだ日本に蹴つまづいて順位を落とすかもしれないし、レースは終わらない。 過去にどんな走り方をしててその時はどうだったかを調べて現状を批判する事も大切だが、「イノベーション」の必要性を連呼しながら、最もその発想が出ないのが経済学者だ。今懸命に走ってるやつがいるのにあれダメこれダメ言ってないで、伴走して励ましてやって欲しい。2013/09/18

あちゃくん

17
池田信夫さんと「中国化する日本」の與那覇潤さんの本。中国化という視点で見ると、こういう風に見えるのかというのがおもしろいな。2014/08/02

軍縮地球市民shinshin

9
読むのに一週間かかった。タイトルが「日本史」とあるが本書は史論ではない。それを期待していたのでがっかり。まぁ対談相手が池田信夫では深い歴史学的な知識がないので東島誠のような展開を期待するのは無理というものか。與那覇はやなり理論から入る歴史家のようで、形而上的な話ばかり。歴史学は実証で理論ではなく史実をもとにして議論しなければならない。與那覇は理論に史実を当てはめて議論しているような気がするんだよなぁ。。。2019/04/13

小鈴

8
対談本だが面白かった!與那覇潤、あいかわらずキレてるね!同世代の中で、今のところ読んでいて論旨に一番納得できる研究者ですね。與那覇潤の中国化する日本の単著もこの本も、従来の日本の社会科学系、人文系で語られてきた近代化論を前提に、相対化を試みているわけですが、それを多少なりとも知った上で読まないと分からない面もあると思います。與那覇潤や私の世代ですら、近代化論は風化しつつありギリギリ知ってるとは思うが、今の若者には近代化という用語すら死語の気が(笑)。日本史は専門外だが、社会学では私世代でギリギリだ2012/10/04

乱読家 護る会支持!

4
システム2に移行できない日本の現実は、特定秘密保護法でも安保法案でもあのような理屈のない情緒的な活動に走る方々の行動からめ納得できます。僕は戦争反対と情緒的に運動(システム1)するよりも、どうすれば戦争しないかを考えたい(システム2)。あと、この先生方は、中国化する日本と言われるが、中国の国家企業は、村社会システムの日本企業に対して敗北が見えてきたので、「日本化できない中国」という視点で出版をお願いしたく、、、2015/09/02

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