内容説明
無理はしなくていい、失敗したっていい、行動すれば必ず道は開ける!自信がないと、なにをどうしたらいいのか分からなかったり、失敗が怖かったりして、何もしないで頭の中で考えてばかりになってしまうもの。しかし、それでは、かえって悩みを増やすことになる。どんなに相手に求めても、求めたものが与えられるとは限らないし、いつまでも過去にされたことを恨んでいても、辛い思いがぶり返すばかり。本書では、そんな負のスパイラルから抜け出し、相手や状況にかかわらず、自分で自分を幸せの方向へ導いていくためにどうすればいいのかを紹介。「計算ばっかりじゃ、うまくいかない」「自然体の自分でいるのが一番ラク」「ひたすらがんばってやっていると、悩まなくてすむ」「嫌なことがあったときこそ笑ってみる」千日回峯行を二度満行した「現代の生き仏」が語る、人生の歩み方。
目次
第1章 体を使って実践することが大事
第2章 生まれてきたのは、なにか役割があるから
第3章 みんな支えられて生きている
第4章 悩みとの向き合い方
第5章 ものの見方を広げる
第6章 命は一番大事にしなければならないもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
55
【司書さん!?結構うれしい(^ω^)】 きのう入院病棟の本棚を整理していたら患者さんから、司書さんに間違えられました。 患者は患者の、家族は家族の、面会者は面会者の『今できることをやればいい』。 余裕があるときに限り、楽しい事は少々やりすぎもありかも。2014/10/07
wildchild@月と猫
42
飄々としていて暖かい酒井大阿闍梨の語り口に、ついつい気楽になって耳を傾けさせてもらえる一冊。凄い行を成し遂げた方なのに、その凄さを感じさせない所がまた凄い!本を読んでいる間、隣に座られてお話を聴いているような心持になった。最後の命が一番大切、自殺はいけない、のお話は、おっしゃる通りなんだけれど、そこまで追い詰められてしまう状況の人間には、やや酷な言い方だなあ、と感じてしまった。誰だって、本来なら自分の命を最後まで全うしたいものだから。肩の力を抜いて、自分も他人も肯定して生きていきたいです。2015/06/27
Richard Thornburg
32
感想:★★★★ タイトルに惹かれて何気に読み始めたのですが、どれもこれも心に刺さる言葉ばかり。 難しい言い回しではなく、あくまで優しくわかりやすい文体で書かれています。 この本に書かれていることすべてを実践するつもりで気負うのではなく、どれか一つだけでも実践できれば的な考えができればいいのではないかと思います。 私は子供の頃に親から「近道はするな」的なことを言われていたこともあり、若いころから特に何の根拠も考えもなく「地に足をつけて生きる」的なコツコツした生き方を実践しています。 2024/10/19
小梅
23
優しい言葉で語りかけてくれます。当然の事を語ってるのですが、解っててもなかなか行動できないですね。2013/12/04
黒猫
22
本当に久々に投稿します。久々に読書ができました。ありがたい。「今できることをやればいい」今の私を優しく支えてくれる優しい御言葉です。もう何年間も仕事で辛くて、死にたいと思ったりして、でもやはりこの天台宗の千日回峰行者の酒井阿闍梨さんのお言葉は、本当にやさしいなあ。社会に出て嫌な思いばかりしているが、「今できることをやればいい」って自分が肯定された感じがして涙が出そうになる。命の話などは本当にその通り、自分の家で友人と最後までジェンガやりながら崩れ去ったら、まあこんなもんだったか。ニヤリと笑いながら死ねる。2020/07/30