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内容説明
「オペレーション」という言葉の意味は広く、業界によってもニュアンスは異なる。しかし、全てに共通しているのは「オペレーション」を担うのは「現場」だということ。どんなに優れた経営戦略を立てても「オペレーション」、すなわち戦略の実行を担う「現場」が弱ければ意味がない。戦略と実行は一体だという認識が不可欠だ。本書は計18回の講義で構成され、毎回、具体的な企業の「現場」を取り上げながら「現場力」の本質に迫る!
目次
「現場力」とは何か?
戦略と現場力の整合性
バリューセンターとしての現場
現場力とは自律的問題解決能力
平凡の非凡化
サービス業における現場力
流通業における現場力
現場力は三位一体によって生まれる
現場力を支える共通の価値観
PDCAサイクルと褒める仕組み
組織密度と組織熱量
現場力が生まれるメカニズム
現場力の海外移転
現場力と「見える化」
「見える化」の落し穴
強い現場を生み出すための7つの要素
現場力とコア・コンピタンス
バリュー・ドリブンかインセンティブ・ドリブンか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒頭巾ちゃん
21
理念→STP→オペレーションではなく、オペレーション(現場)から見ていく考え方が気付きでした。花王は、現場の特徴と違う事業から撤退をしました。現場はある意味人的資源の宝庫です。資源を生かせない事業からは撤退することも一つです。現場で資源を生かすために、「見える化」を推奨しています。それにより誰がどの程度仕事ができているのかが把握し、問題を解決できるのです。自律的に!ただ、見える化を細かくし過ぎると手段が目的化するので、問題の本質を忘れないことです( ^^)2014/04/13
Gatsby
13
『経営戦略の教科書』に続く本。構成は前著と同じで講義+ケーススタディで、講義で説明された内容を具体例を見ることででさらに理解を深めることができる。経営戦略と「現場力」は一体のものだというのが中心のコンセプトであり、経営戦略が机上の空論に終わることなく、結果を出していくためにいかに現場の力が大切であるか、そして現場の力を付けて行くにはどういう視点が必要なのかを理解するためのよい教科書であった。『経営戦略の教科書』とセットで読むのがいいだろう。もちろん、企業でそれを専門にやっている人用ではなく、入門書である。2012/10/08
さとC
10
分かり易い!本当に教科書みたい^ - ^ここから、気になる所は、掘りさげて勉強したい。海外工場が増える中、インセンティブ ドリブンという考えは必要性を非常に感じた。世界的に見るとやはり、日本人は特有の価値観を持っている。海外でもそういった価値を持つ人も沢山いると思うが、工場でまとまった人数のやる気を活性化するには、いい方法の一つかも。2014/03/01
はち
5
@80 再読。久しぶりに現場に近い仕事。 オペレーション力。確かに重要。しかし偏りと劣化。これが実感。戦略に基づく強い現場。まずは人の教育と入れ替えなんだろう。2019/05/26
yashiti76
5
3⃣トヨタのPDCAの後のachievementのAは参考になった!問題解決のPDCA problem find→display →clear →acknowledge の流れは初めて知った。2013/03/12