松下幸之助からの手紙 - 大切な人たちへ

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松下幸之助からの手紙 - 大切な人たちへ

  • ISBN:9784569807256
  • NDC分類:159

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内容説明

松下幸之助の考え方に賛同し、自主的に集った人たちの心に届けられた言葉があった!となるその数々の言葉は、まるで祖父が大切な孫に送った「手紙」に書き綴っているような、深い慈愛に満ちたものでした――。本書の素材は、『若葉』(PHP友の会の会員紙)の紙上に、幸之助が生前に寄稿していたものです。30年以上前に結成されたPHP友の会では、幸之助の考え方を学び、人生や仕事、世の中のことについてともに考え、闊達な意見交換がなされていました。当時80歳をこえていた幸之助は、会に参加した若い彼・彼女らと真摯に向きあい、会員向けに創刊された『若葉』に、人生・仕事・人間関係についてみずからの溢れんばかりの想いを綴り、語りかけました。いまだ書籍化されず、弊PHP研究所に静かに保存されていた『若葉』。その紙面に綴られていた“松下幸之助の本心”。収録した数々の言葉が、ひとりでも多くの読者の心に届くことを願います。

目次

第1幕 松下幸之助からの手紙―大切な人たちへ(父の言葉 すべてがうまくいく秘訣 豊かさと厳しさ 疑いと信頼 道 ともに生きる 総決算 腹の立つこと 幸福と不幸 停滞と進歩 腹をすえて事にあたる ありがたさ 適時適切に)<br/>第2幕 松下幸之助との対話―心の持ち方・伸ばし方について(知恵と知恵との話し合い 神さまのような聡明さ ほんとうの素直な心 素直な心―あらゆる活動の源泉 凡人が求めるべき姿 感謝の心は幸福の安全弁 “人を見たら泥棒と思え”ではいけない 心の健康を養うもの 自分の夢を託すもの)<br/>第3幕 松下幸之助との対話―人生を幸せにする考え方について(幸福の概念 仕事の基本目的 女性と男性 理論と実践 自己観照という反省 正義を考える 徳育が人間をつくる 野心と素直な心 まず人間を知ること 一人ひとりの目覚めから始まる 迷える子羊にはなるな 共通の宝 共通の使命)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

155
世が乱れるほど大切になる言葉の数々。疑いの気持ちで接すれば相手に伝わってしまうが、信頼すれば応えてくれる。意見を言い合うのではなく、立場を汲み取り相手を満たす。日々を努力し積み上げることで大器晩成となる。先人が築き上げてきたものの価値に気づき感謝する。一人の知恵には限りがあり、暴走し誤るときもある。相互に知恵を出し合えば善き道を見る。錬磨の習慣こそ素直な心を育む。謙虚な姿勢が発想を生む。汚れた水も濾過すれば透き通るだろう。とらわれずに物事を見ること。信頼関係を築き、思いやりを保ち、自然体を磨き続けること。2022/08/12

aika

40
久しぶりの再読です。温かみのある関西弁で、読者へ親しみをこめて語られる幸之助さんの言葉に、背筋を正したくなるような清新な気持ちになります。些細な仕事にも使命感を持ち、心を込めること。学校に通えなかったり病弱だったり不遇であったとしても、絶対に明日への希望を捨てず、いつか将来その辛い経験が必ず役に立つことを信じる、そう生きてきた幸之助さんの人生哲学の奥深さが心にじんと染み渡ります。人の心は縁に触れ目まぐるしく変化するけれど、私もせめて素直な心でいようと日々思い続けることを、もう一度やってみようと思いました。2018/12/27

aika

6
2年前の大学受験のときに、父が貸してくれた本です。当時は松下幸之助というと、現パナソニックの創業者で経営の神様と言われている、くらいの知識しかありませんでしたが、松下氏の若者たちへの慈愛あふれる温かい言葉の数々に、張り詰めた心が和らいでいったのを思い出しながら再読しました。謙虚で素直な心を保ちつづけることは、実際には難しいことだけれど、『七転び八起き』を繰り返しながら、そう清廉であることに努めようと思いました。新学期がまもなく始まるこの時期に、改めて決意させてくれる一冊です。2014/08/25

とみぃ

4
★★★☆☆ 松下幸之助の言葉に触れると、自分の心が整う感覚がある。どの本を読んでも確固たる共通理念があるので安心する。やはり松下幸之助の究極の教えは『素直な心』だと思う。自己の利害や感情にとらわれず、何が正しいか?本質は何か?を中心に据えて、衆知を集めて取り組むことが究極奥義。これを日々実践しようとするが、どうしてもプライドや負けん気が邪魔して思うようにいかないことが多い。松下幸之助も晩年でようやく初段になったと述べているが、この簡単そうな概念こそに充実した日々を過ごす真理がある。精進します。2020/12/24

miyatatsu

3
内容はとても面白かったが最後の方ではだれてしまっていてもう少し読者が飽きないような工夫をしてほしかったかなと思います。でも本当に内容はためになりました。2016/11/03

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