内容説明
強引な商法で、ここ数年急激にのし上がった木場の材木問屋“日野屋”。辣腕で鳴らすこの豪商がつくった複雑怪奇な「からくり屋敷」で、人が死んだ──。美しき手妻師、負け知らずの怪力女、“蘇生した”寺侍らが入り乱れ、あやかしの難事件が幕を開ける! 江戸の「大耳」こと、根岸肥前が活躍する「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第14弾。文春文庫オリジナルの書き下ろし時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
55
手品好きの大店の隠居が、隠居所で首の骨を折って死んだが、この家、そこら中にからくり仕掛けが施されていて、他殺か事故死か決められない。隠居所を建てたのは木場で飛ぶ鳥落とす勢いの日野屋で、その主人尚之助に疑惑の目が向けられる、というのが物語の本線。そこに怪力女が登場したり(「女の力」)、死んだはずの男が棺桶から蘇ったり(「笑う仏」)と、今回も面白く読了。2024/09/02
baba
34
日本の職人の技は凄い!からくり屋敷がこんな事に利用されるなんて・・・。今回は双子とからくりが事件の鍵。栗田さんは真剣におかしなことをするのが面白い。夫婦でお産の練習には思わず笑ってしまいました。栗田さん、双子誕生おめでとう。2017/04/18
み
29
さくさくと♪栗田さん良かったね(^o^)凄い仕掛けがあったもんだ(@_@)お奉行さまの様に、頭柔らかくしなきゃ。2016/08/04
ひさか
22
今回も、殺人事件の謎解きと散りばめられた他の謎解きが面白かった。 からりと乾いたような感じのお話の展開が良かった。2012/10/14
Hugo Grove
19
悲しい顛末だったな。愛情でもって子供は育てられることが大切なんだろうな。同心栗田、おめでとう!2018/01/29
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