武士道と修養 - 折れぬ心を欲する者へ

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader

武士道と修養 - 折れぬ心を欲する者へ

  • ISBN:9784408109442

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

100年を経て、今なお光り輝く、新渡戸哲学の決定版。日本人の原点がここにある! 本書は、新渡戸稲造博士の大ベストセラー『武士道』『修養』から、「克己」をテーマとして項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして再編集、新たに編んだものです。明治・大正・昭和の時代、国の復興・発展に尽力した“真の国際人”新渡戸博士の教えは、多くの人々に大きな感化を与え、今もまったく色あせることはありません。ページを繰るたびに名言に巡り合える、深い示唆を与えてくれる1冊です。元検事総長・前東京女子大学理事長 原田明夫氏による「発刊に寄せて」を収録。

目次

修養篇(折れぬ心を欲する者へ―『修養』第五章「勇気の修養」より 敵を見極め、己に克つ―『修養』第六章「克己の工夫」より 天を楽しみ地を楽しんで、世を渡る―『修養』第十三章「道」より)
武士道篇(僕が『武士道』執筆に至った動機―『武士道』「原序」より 武士道とは何であるのか―『武士道』第一章「武士道の倫理系」より 武士道の源にあるもの―『武士道』第二章「武士道の淵源」より 正義 もっとも厳しく、率直で男らしい徳―『武士道』第三章「正義」より 勇気 勇敢で冷静沈着な心―『武士道』第四章「勇気」より 仁 君主たるものが持つべき資質―『武士道』第五章「仁」より 礼 他者に対する同情の優美な表われ―『武士道』第六章「礼儀」より 誠 地位の高い者の徳―『武士道』第七章「至誠」より 名誉 恥を知り、試練に耐える―『武士道』第八章「名誉」より 忠節 命をかけて守るべきもの―『武士道』第九章「忠節」より 今に活かす武士道 不死鳥のように蘇る―『武士道』第十七章「武士道の将来」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

11
茶道の作法は無駄がないばかりか、優美である。カーライル『衣服哲学』への、外部を覆う衣服と精神修養の関わりをも指摘(147頁)。「商業道徳がいい加減であることは、わが国の体面を損なう最大の汚点」(162頁)。金儲け第一で、結局、他人が指摘したことに耳を傾けないので没落する業者もいる。カーライルが再度、搭乗し、「恥を知ることはすべての徳の源であり、よきふるまい、よき道徳の根本である」(172頁)。日本は恥の文化ということで、世間がうまく機能していたが、恥を恥とも思わない鈍感さも気になる時代となってしまった。2013/05/09

ceskepivo

8
100年前の人の考え方とは思えない。人の営みは変わらないということか。「勇気の修養には進む方の勇ばかりではなく、退いて守る方の勇も養うように心がけなければならない。両者がそろって本当の勇気ができるのである。」、「困難はいつか快楽に到達する順序であると思うのだ。そうすれば困難に遭遇しても落胆することなく、かえって愉快になり勇気が湧く。」2015/08/03

サボテンX

1
私には文章も内容も難しくて あまりピンとこなかった。 この本は名著「武士道」と「修養」を平易な表現にして新たに編んだ本、とのことだけど・・ いつかスッキリわかるときが来るか?いやー、疑問。(-_-;)2018/12/04

残心

0
「修養」の方を読みたくて手に取ったが、いま一つ全体像がつかめなかった。 結局は「修養」そのものを読んだ方が早いのかもしれないような気がした。 2017/08/17

Taro Yamada

0
日々の些事を忘れ、大きな視点を学ぶため購入。 「武士道」と「修養」から克己をテーマに抜粋編集されたもの。正直「武士道」は説明的であまり心に響かなかった。しかし「修養」はすばらしく「天は人を叱る(苦しめる)が、決して叱りっぱなしにはしない。叱るのはその人に叱る甲斐があるからこそ」「進む勇気だけでなく、時には退く勇気も揃ってこそ本当の勇気」「君子一人ならば険しい道でもよいが、多数を率いて登るなら傾斜を緩めて登らねばならない」 などが特に印象に残った。手軽に読めるのでまずは入門編として幅広い年代におすすめ2015/03/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5305802
  • ご注意事項