内容説明
100年を経て、今なお光り輝く、新渡戸哲学の決定版。日本人の原点がここにある! 本書は、新渡戸稲造博士の大ベストセラー『武士道』『修養』から、「克己」をテーマとして項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして再編集、新たに編んだものです。明治・大正・昭和の時代、国の復興・発展に尽力した“真の国際人”新渡戸博士の教えは、多くの人々に大きな感化を与え、今もまったく色あせることはありません。ページを繰るたびに名言に巡り合える、深い示唆を与えてくれる1冊です。元検事総長・前東京女子大学理事長 原田明夫氏による「発刊に寄せて」を収録。
目次
修養篇(折れぬ心を欲する者へ―『修養』第五章「勇気の修養」より 敵を見極め、己に克つ―『修養』第六章「克己の工夫」より 天を楽しみ地を楽しんで、世を渡る―『修養』第十三章「道」より)
武士道篇(僕が『武士道』執筆に至った動機―『武士道』「原序」より 武士道とは何であるのか―『武士道』第一章「武士道の倫理系」より 武士道の源にあるもの―『武士道』第二章「武士道の淵源」より 正義 もっとも厳しく、率直で男らしい徳―『武士道』第三章「正義」より 勇気 勇敢で冷静沈着な心―『武士道』第四章「勇気」より 仁 君主たるものが持つべき資質―『武士道』第五章「仁」より 礼 他者に対する同情の優美な表われ―『武士道』第六章「礼儀」より 誠 地位の高い者の徳―『武士道』第七章「至誠」より 名誉 恥を知り、試練に耐える―『武士道』第八章「名誉」より 忠節 命をかけて守るべきもの―『武士道』第九章「忠節」より 今に活かす武士道 不死鳥のように蘇る―『武士道』第十七章「武士道の将来」より)
感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
ceskepivo
サボテンX
残心
Taro Yamada