ハーレクイン さよならを告げぬ理由

著者名：ベティ・ニールズ【著者名】/小泉まや【翻訳者名】

ハーレクイン（2012/09発売）

• ISBN：9784596222411

内容説明

個人の患者に付き添う派遣看護師として働くイゾベルは、壮大な屋敷で、緊張しながら雇い主を待っていた。現れたドクター・トーマス・ウィンターはハンサムだったが、イゾベルをひと目見て顔をしかめ、若すぎて不適格だと決めつけた。トーマスとともにストックホルムを経てポーランドへ渡り、彼が幼いころ世話になった養育係（ナニー）を引き取りに行くのだが、脚が悪く気むずかしい老婦人を、彼女には扱えないと言うのだ。イゾベルはくじけそうな心を奮い立たせ、大丈夫です、と請け合った。このときは想像もしなかった。まさかトーマスに恋をするなんて。そして、美貌の婚約者がいる彼は、決して振り向いてくれないことも。■穏やかな作風で読者の心を潤すベティ・ニールズ。謎めいた年上の男性に翻弄されるようにヨーロッパ各地を転々とし、一生懸命期待に応えようとしているうち、いつしか心は彼にとらわれていて――そんなヒロインのいたいけな心が甘酸っぱい、至極の初恋物語です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ロモコ]

ヒロインの困窮ぶりがほんとに大変そうで涙。あとからあとから家族のために、出費をよぎなくさせられて頭の中で計算式が浮かぶヒロインを、なんでもっと早く助けてあげないんだヒーロー！、と叫びたくなりました。あれだけ辛辣な言葉をあびせるくせに、いつの間に結婚しようと考えたの？とヒーローにもうひとつっこみしたい。

2012/09/17

[ぽしょ]

高く評価してるくせに、ヒーローがヒロインに冷たい理由が分からーん！最後までヒロインの気持を放置してるのも意味不明…。あんな女性と付き合ってるのも趣味悪い…。でもヒロインが健気で、幸せになってほしくて一気読み。…の割には幸せ描写が半ページくらいとはどういうこと？

2012/11/08

[ひまわり]

めずらしくイギリス人ヒーローでした。

2012/09/23

[森のウサ子さん]

電子書籍にて。ヒーローのツンデレが過ぎるっていうかキャラがブレブレで魅力が全然わからんw 我慢強く働きもので自立心のあるヒロインはこのヒーローにもったいないんですけど。

2017/08/21

[はな]

主人公が家族を支え懸命に働く姿と、かなわぬ恋と思いながらもヒーローのことを思う切ない気持ちが重なり、私も切なくなりました。それだけにイゾベルが幸せになった時は嬉しかったです。もう少し時間かけてプロポーズしてほしかったかな。

2016/06/25