内容説明
誰もがみな孤独を抱えながら生きている。
だからこそ自然と奇りそい、惹かれ合っていく…。
文化の違うニューヨークの商社で孤軍奮闘する日本人女性と心の傷を抱えたビル警備員との暖め合うような恋、葉山のさびれた保養寮で、自分の信念に従って生きる2人が交わしたひと夏のほのかな恋…。
時に孤独を友にしながら、前向きに強く生きようとする女性たちの恋の瞬間を描いた、元気がもらえる4つの恋愛ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
84
喜多嶋先生ならではの爽やかでちょっと切ない4編からなる恋愛短編集です。話の終わりがハッピーエンドにこしたコトはありませんが、ちょっとホロ苦い切なさの残る話もそれはそれで印象的かなと。個人的にはワケあり雰囲気な警備員と商社でバリバリ働くワーキングウーマンの話が良かったです。どの話も過去に挫折を経験した男性が登場しますが、そのメンズたち、それぞれがステキな魅力を発揮しています。過去にどれだけツラい出来事があっても、決して自分の信念を見失うことなく、孤独に立ち向かいながらもしっかりと生きている姿に感動しました。2024/09/25
マーシュランド
6
喜多嶋さん再読▼前向きな孤独がテーマで私にとってもビタミン小説▼180612018/07/24
逍遥遊
5
118-20-20170625 短編集だけど、どれもよかったなぁ。特に最後のは、こんな告白かっこよすぎですやん。チキショー。喜多嶋隆の一生の読者確定だな。家の本棚もかなりの幅になりつつあります。もと中日ドラゴンズの宅配青年もよかったなぁ。2017/06/25
Hitoshi
2
これまでの、サクセスストーリーで、元気をもらうだけのお話ではなく、過去の失敗を抱えて、希望を失わず、それを乗り越えて新たな人生へ踏み出す。結局、失敗した時は、孤独なんだよね。正義の味方も。2012/10/28
くろなんとか
1
タイトルが気になって読んでみました。小説というよりドラマっぽい感じ。前向きな孤独の境地にたどり着きたい…。2015/06/27
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