内容説明
こんな「生き方」があったのか! 会社を辞めてまで作った日本で唯一のプロ応援団。
「本気」を仕事にした男たちが心をゆさぶられた8つの実話にもとづく感動ストーリー。
目次
【目次】
「生き方」を選んだら、応援団が仕事になった
エール1 ずっと、息子のことが心配だった―金髪お父さん涙の結婚式
エール2 あなたが日本を支えている―誇り高き、サラリーマン
エール3 「押忍!」「ホス!」―心が折れそうになったinフランス
エール4 好きに言葉はいらない―母の日の小さな応援団
エール5 素晴らしきバカとの出会い―過酷すぎる24時間マラソン
エール6 未来のナイチンゲールへ―涙の応援授業
エール7 僕らは必要とされているのか……―気仙沼に響いた「がんばれ」
エール8 もう、自分から逃げたくない―18年前のリベンジ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
45
他校からのリクエストで開いた一冊。30歳をすぎて応援団を職業とした男たちが遭遇した(応援した)本当にあったお話。結婚する息子に父がエールを送る。独りで家を、家族を守る母に子どもたちが応援歌を歌う。震災後の東北で被災者の方々と共に甲子園で戦う東北高校に大きな声援を送る。24時間帯マラソンでは自分たちも24時間応援し続ける。いい年の大人がボンタン学ラン姿で精一杯こめる思いは応援される人の心に熱く届く。応援団の君たちにエールを送ります。がんばれ!ではなく がんばれる!と。2013/12/05
きむこ
34
主人が買ってきた本。日本で唯一のプロの応援団、我武者羅應援團。彼らは常に相手と会話を重ね、「本当にこれで相手を応援できるのだろうか」と、「押し付けにはならないだろうか」と模索しながら、ビビりながら、全力で応援している。不器用なくらいまっすぐだし、みっともないくらい涙を流しながら応援することもあるけれど、彼らはスマートを目指していない。「一生懸命」「がむしゃら」「全力」。なかなか素直に使えなくなったこんな言葉がこの本からは当たり前のように出て来る。未来のナイチンゲールへの応援には目頭が熱くなりました。2014/06/26
きつねこ
22
冒頭話から涙ボーボー。これ、いけませんわ。一生懸命な人を一生懸命応援するって、それだけで既に泣きモード。そもそも私は応援団の世代なのよね。。。2014/07/26
おせきはん
14
プロの応援団である我武者羅應援團が、活動を通じて出会い、応援した人々とのエピソードを紹介しています。応援も一方的にすればよいわけではなく、応援される人の気持ちに寄り添い、応援する人とされる人の気持ちが同じ方向を向いたときに、もの凄い力を生み出すのですね。自分が決めた将来の目標を全うできるか不安を持つ看護科の高校生への応援授業には特に感動しました。2019/08/19
kou
13
軽妙で何処かコミカルな語り口、人柄の良さが溢れ出てる文章、感動するエピソードの数々・・・正直、読むのが止められなかった。いつか2巻、3巻と続いていって欲しいと思わずにはいられない。そして、「WE ARE BEAUTIFUL」(我らの生き様は美しい)・・・ホントに素敵な言葉だと思う。2019/03/28