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内容説明
女をののしりたいとき、男をこらしめたいとき、愛をささやくとき、悲しみにうちひしがれたとき、仲間をはげましたいとき、人生につかれたとき、一発、ぶちかましてみませんか? 古事記・日本書紀から、明治・大正・昭和・平成の文学作品、はては国会論議から夫婦ゲンカに至るまで、悪態・罵倒語はどのように使われ、日本人の血となり肉となったのか。豊饒なる日本語の世界へ分け入る一冊。
目次
序章 バカヤロー!―あいさつから愛と悲しみまで<br/>第1章 ブスとババアと淫乱と―女をののしる(ブス ババア 大根足 淫乱)<br/>第2章 弱くてくさいは甲斐性なし―男をののしる(弱い ふぐりなし 甲斐性なし くさい)<br/>第3章 犬は畜生、猫は泥棒―動物の悪態(犬畜生 泥棒猫 豚野郎 オオカミ少年)<br/>第4章 鼻くそほじって、クソ食らえ―排泄物で嗤う(屁のような 小便たれ 鼻くそ クソ食らえ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
18
この甲斐性なし!と言われるとツラい~日本語は悪態・罵倒語が面白い~。長野伸江先生の著書。日本語の奥の深さを楽しく学べる良書です。難しくて趣のある言葉を使って悪態をついたり罵倒したりすると、一目置かれることもあるかもしれないし、お互い楽しみながら悪態をついたりつかれたり罵倒したりされたりすると、案外楽しい喧嘩になるのかも。2018/08/09
4fdo4
12
そもそも「罵倒語」に関して日本語はインパクトが弱いと思う。中国語の罵倒語なんてきっついきっつい。 本書が挙げて解説する悪態・罵倒語は「バカヤロー、ブス、ババア、大根足、弱い、甲斐性なし、くさい、泥棒猫、豚野郎、小便たれ」など。もっと下品なものを出てくるが省く。それにしても可愛らしいもんである。 うーむ、後半になればなるほど食欲がなくなる内容なので読まれる方は覚悟して。 2018/08/19
かもめ
8
昔からある女性蔑視の根源のような罵倒語から、動物や排泄物を例えたものまで、好ましくない言葉がこんなにもあるとは嘆かわしい。猫は泥棒猫、犬は負け犬、豚は豚野郎って、今時の子供の喧嘩でも言わないだろう。こんな悪口言われても、腹も立たないどころか笑っちゃうような罵倒語なら、言われても許せる!2021/02/20
西澤 隆
4
男へ、そして女への悪口、動物に例えるもの、排泄物に模するもの等に分類しながら古くからの文献で使われ方・登場時期を検証しきちんと分類する、悪口を切り口にした社会風俗史。戦前まできちんと(ものによってはヤジ的なものまで)発言が残っていて検索可能で、なおかつ誰が話したかまで記録されている国会の議事録というのは貴重だなあとあらためて思う。探偵ナイトスクープ「アホバカ分布図」と吉田茂がリンクしたり黒岩涙香「蓄妾の実例」を思わせる話しがあったり。罵倒語の本なのに案外と品も良く(うんこしっこはあるけど)知的な本なのです2018/03/21
Reee
3
まずこのタイトルにドキっとした男性は僕だけではないと信じたい、閑話休題内容としても大変面白い。人を罵る言葉は一般としていいものとはされないがその奥深さを追求した本書は思わずほくそ笑んでしまう。「動物の悪態」の章が一番面白かったかな、あと最後の方で1ページに何回「くそ」を使うんだと。『モバイル機器の普及で手が塞がる為、鼻くそをほじる人が減った』という推測は抱腹絶倒もの。こういう一見馬鹿らしいものを大人になって追求できるってかっこいい。2014/02/16




