これから世界で起こること 正しく時代を読むためのヒント

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これから世界で起こること 正しく時代を読むためのヒント

  • 著者名:中原圭介【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492395714

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内容説明

人気エコノミストが解き明かす最新の経済予測――今後5年、世界経済の減速は止まらない!
2008年に起きたリーマンショックは、世界のGDP合計額の4倍近い180兆ドルまで膨らんだ金融資産が引き起こした。
リーマンショック以降、いったん縮小に向かったマネー経済が再び膨張を始めている。先進国だけでなく新興国もこぞって金融緩和に踏み切っており、市場にあふれる過剰資金の規模がますます大きくなっている。かつてない規模に膨張したマネー経済は、一体化が進む世界経済のなかで「バタフライ効果」を通して、小さな衝撃が、とてつもなく大きな衝撃へと広がっていき、やがて大破綻を引き起こし、経済を奈落の底に突き落とすことになる。
少なくとも今後5年間は、世界経済は停滞、低成長を余儀なくされ、世界の主要国は「財政再建」という重荷を背負わされることになり、景気浮揚のための財政出動はほとんど期待できない。景気上昇は望めず、世界経済は「停滞の時代」を余儀なくされる。
日本では、円高が最終局面を迎え、国債急落はいつ起こっても不思議ではない。そのような混迷の時代に、経済とマネーはどう動くのか?
ベストセラー『サブプライム後の新資産運用』(フォレスト出版)、『2013年 大暴落後の日本経済』(ダイヤモンド社)などの著者・中原圭介氏が、経済の未来を読み解き、個人の資産防衛術について、これから20年間のお金に困らない生き方と考え方について解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えっくん

8
★★★★☆米国、ユーロ、日本の経済の展望、資本主義社会の本質について様々なデータを例示しながら著者の持論を展開。著者は元々歴史学が専攻でしたが、同じ過ちを幾度も繰り返してきた人類の歴史に準え、経済に関する洞察力の深さは読み応えがありました。扇動的な持論を掲げたり、不安を煽るエコノミストも多い中、金の亡者だらけの資本主義社会においても、人としての正しい生き方を問う著者に好感を感じました。混迷の時代が続く昨今、1つの考え方に流されることなく、多くの意見や書物から客観的に物事を判断することが大切だと思いました。2013/03/22

きむロワイヤル

6
歴史は繰り返す、しかも同じ間違いを犯しながらということ、それから、アメリカによる強欲資本主義がもうすぐ終わり、覇権は分散するということは他の本にも書かれていること。それに加えて、新しい世界で生き抜くためには、自己投資によって得意技を身に着けること、というのもどこかで聞いた話。しかし、この二つが一緒に書かれている本は他に見たことがない。強いて言えば、ここがこの本の特出すべき点か。2013/05/28

toto99

5
特に印象に残ったこと2点。  ○資本主義は、自由と平等、競争原理のもとで、人間を不幸にし続けるシステムではないか。 ○そもそも経済学は破綻している。需要曲線と供給曲線の理論は、人間の心理と時間の概念が欠けている。    今回は、特に目新しい内容がなかったですね。「サブプライム後の~」などを読んでいる方には、不要かもしれません。 2012/12/14

ダックス

4
前半は大変勉強になったが後半は以前の本などで何度か著者が言っていることなので正直「またか」と思ってしまう(それだけ著者が重要だと思っていることだろうが)。2012/11/12

turtle

4
これまでの本に比べて鋭さが影をひそめてしまったような...2012/10/14

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