転換期を迎えるインド―変化をチャンスに変える日本企業の戦略

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転換期を迎えるインド―変化をチャンスに変える日本企業の戦略

  • 著者名:中島久雄【編著】/岩垂好彦【編著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 東洋経済新報社(2015/11発売)
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  • ISBN:9784492443897

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内容説明

日本企業は成長と革新の「新沃野」でいかに戦うべきか。
消費市場におけるミドルリッチ層の台頭、インフラ市場における多くのメガ開発プロジェクトなどの明るい材料を持つインド市場は2025年には人口で中国をもしのぐと言われ、リーマンショックをも耐え高成長を続けてきた。
さらに、製造業の本格的な育成、小売業の外資開放、教育の質の向上、国民の健康福祉の充実などが、今後の成長・発展の基礎固めが急務となっているが、それらの問題は日本が過去に直面し、対応ノウハウを蓄積してきた分野でもある。しかし日本側から積極的に働きかけなければ、数十年に一度のチャンスをみすみす見逃すこととなる。
本書では、新興国インドが成長を続けるのにいかなる要件が必要かを、「人口動態」「産業構造」「国際関係」などのいくつかの変局点から分析し、方向性を明らかにする。中国で出遅れた、あの苦い経験を再び味わわないために、インド市場の成長と革新の「新沃野」で日本企業がいかに戦うべきか、その戦略転換の実相と、インド近未来市場の展望を、野村総合研究所の独自調査に基づいて克明に解説した一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sanchai

1
インドを見る場合には、潜在的な巨大市場というポジティブな捉え方と、汚職や女性への暴力、差別などのダークサイドに注目する捉え方と、2通りがあると思う。本書は明らかに前者で、ダークサイドには目をつむり、日本企業に「チャンスを逃すな」と問いかけるレポートになっている。そういう考え方の読者のニーズには応えられる内容だと思うが、経済成長重視が生みかねない社会の歪みに関する考察はなく、どう解決していくのかという処方箋は示していないので、社会問題に興味がある人は、読み始める前にくれぐれもご注意下さい。2013/01/28

壱萬参仟縁

1
かねてから評者はスズキ自動車が進出していたことを注目していた。インド人口の国連推計は2025年に14.5億人、世界の18%(3ページ)。その後、2030年に中国を抜く(24ページ)とも! 既に世界は70億人超えたのが昨年10月末。この人口大国も、電力不足ということで原発ができていくと、福島のような事故で将来は悲惨な地獄絵を想像することは難くないはずだ。そうした意味でも、産業構造は原発依存しないものにするのが日本の教訓なのだが、どうだろうか。電車には外に溢れて天井にまで人が乗っているイメージだからこそ。2012/10/19

Ajin

0
インドの様々な市場における特性や現況を解説している。書いているのがNRIということもあり、市場レポートがたくさん集まったようなカタチ。ビジネスをやる上では前提知識として必要不可欠かもしれないけれども、どちらかというとデータの集まりと、その意味付けといった感じ。インドの文化や慣習にはあまり踏み込まれていない。流通やインフラ事業などは、日本企業にもまだまだ参入の余地が大きいのか、フェイズごとのアドバイスなどが書いてあった。2012/11/11

Great Eagle

0
NRIの方々の書いたインド投資の勧め本。もう少しインドの厳しさを出してもらった方が現実と向き合うにはいいのではないかと。ややコンサル的な机上の戦略論であった点が残念。2012/10/09

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