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内容説明
今、日本が直面している問題とは何か。地政学や軍事はもちろん、国民、経済、情報、文化など、5つの視点からの防衛体制を、東日本大震災、尖閣問題、北朝鮮や中国、アメリカの動向を踏まえながら解説する必読書。
目次
第1章 アジアの地政学的危機
第2章 国民防衛の思想
第3章 経済防衛なき経済大国
第4章 情報戦争と情報防衛
第5章 エシュロン
第6章 サイバー戦争
第7章 文化防衛と文明の衝突
第8章 軍事防衛と核戦略
第9章 防衛省を解体して総力戦体制を確立せよ
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
26
軍事ジャーナリスト、12年。国防には5つあり、国民、経済、情報、文化、軍事防衛という視点で語られている。しかし金正日、エシュロンやビンラディンなど新しみがない。南京事件はなかったという見方を出している事は評価。また著者が言うように公然とでなく秘密裏に核武装していくのもいいかもしれない。防衛という概念を知るためには良い教材なのかもしれない。2019/03/28
巨峰
14
良書。読み進むほどに、日本の独立国家としての体裁のなさに暗々たる思いをいだく。だからといって徴兵制に移行しろとは思わないんだけど2012/08/14
さり
11
憲法があるから戦争放棄に関して矛盾が生じている 2024/03/30
B型が苦手
2
国防というと「兵器」や「兵隊の戦死」といったことに目が向きがちだけど、実際には「経済」や「情報」といった幅広い分野に目を向けないと、大事なものが守れないということに気がつく内容でした。例えばネットから細工して、送電網や物流をマヒさせることができたなら、日本人はすぐに厭戦気分が高まることでしょう。真珠湾を攻撃した時には、その3年後に都市が空襲で焼け野原にされることを予想できなかったように、軍事の専門家はあらゆる手段を検討しています。本書の「日本人駐在員は人質になった」はある角度から見た事実でしょう。2017/05/06
akio
2
新聞やテレビの評論家の話よりずっと有意義な本。たくさんの方に読んでいただきたい。2013/08/22