内容説明
人生半ばにして急逝した愛息との47年の軌跡を通して語られる母子の絆の物語。生き延びた小学三年生が母に誓った夢のラスト・プレゼント。「僕が大きくなったら、お母さんにプレゼントするものを今、決めておくね」――わずか九歳の息子の約束、五つめの贈り物。それは母に、この本を書かせることだった。希有の英才・岡根直人を育んだ、奇想天外な子育てと、人を和合させる秘訣が満載。重篤な小児喘息の息子に向き合った魂の教育者、渾身の書き下ろし。著者は、石川県レディースバドミントン連盟会長。
目次
第1章 病弱な小学三年生が母親と交わした夢の約束(香水と五つの夢のプレゼント 三歳から始まった重篤な小児喘息 一度プールに入ると二週間休園 ほか)
第2章 子育て後の体力造りと仕事―バドミントンの魅力とマネキンの世界(バドミントンを始めたきっかけ 石川県家庭婦人バドミントン連盟の誕生の経緯 連盟創立二十五周年の報告 ほか)
第3章 予期せぬ出来事から大事な息子が社会と私に遺したもの(信じがたい出来事から遺稿となった出版 岡根直人著『英文法たったコレだけ』の出版が実現 数度以上も一から書き換えた英文法の原稿の経緯 ほか)