内容説明
文春文庫オリジナル。ご存じ「週刊文春」人気長寿連載、「ツチヤの口車」から最新作を収録! 深遠なる哲学から生まれる自虐的ユーモアの真髄を味わえます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
65
全国に潜む恐妻家たちの同情と共感を誘う土屋賢二先生の至言、そして私も尊崇してやまないツチヤ師の迷言の数々が詰まっています。定価542円+税にて購入できるのに買わない手があるでしょうか?森山直太朗さんの解説も最高でした。2022/01/22
かんらんしゃ🎡
43
著者のスタンスは自嘲と減らず口。弱いと見せかけて屁理屈で攻撃してくる。あなたチキンなの?やる気なの?それとも戦うチキン、闘鶏シャモみたいな人生観なの? 哲学者だけに事の掘り下げは深い。深そうには見える。でも自然の摂理も人の情も彼にとっては話をオトす前フリでしかない。読んでる間ずっと笑っていたぞ。2023/07/23
優希
43
脱力系で笑わせて頂きました。論理が通用しない相手にはただひたすら笑いと譲歩で対応するのがおかしすぎます。追い詰められたときに繰り出す奇策はただひたすら譲歩とゴマカシという捨て身にニヤリとさせられました。ぼんやり読みたいけれど笑いを求める時に最適なユーモアエッセイですね。2014/09/27
魚京童!
30
医者をバカにするのは化学者、化学者をバカにするのは物理学者、物理学者をバカにするのは数学者、数学者をバカにするのは哲学者らしいですよ。哲学者のわたしをばかにする者はいっぱいいます。2013/11/19
katsubek
27
筆者の思いが軽妙な文章の中に隠れている。合う、合わないを問われたら、あまり合わないかなぁ。2015/12/11