文春文庫<br> 朝のこどもの玩具箱

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文春文庫
朝のこどもの玩具箱

  • 著者名:あさのあつこ
  • 価格 ¥544(本体¥495)
  • 文藝春秋(2012/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167722098
  • NDC分類:913.6

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内容説明

父を亡くし若い継母と2人暮らすことになった高校生、目覚めたらシッポがはえていたイジメられっ子の小学生、人間界へ潜入中に女性と恋仲になってしまった雄キツネ──希望がきらめく瑞々しい少年少女の気持ちがギュッと詰まった、まさに小説の“玩具箱”。新聞連載された12話の中から6話を採録。もう6話を収録する姉妹篇『夜のだれかの玩具箱』と併せて、幅広い作風のあさのあつこワールド入門にも最適な短篇集。一話ごとに寄せる想いを綴った【自作解説】付き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

59
どこから「朝のこどもの・・」なんて題が出てきたのだろう。夜の闇から朝日を迎える・・を比喩した物語?。大人と子供がそっと寄り添うような、芯のある大人になれと諭しているのか。私達大人が子供の未来の・・行く末を握っている。いつまでも綺麗な地球を。地球を死に絶えた星にしてはならない。口先だけ綺麗なだけの大人に群がるより「がんじっこ」に心を寄せてみたいね。そんな「がんじっこ」がいたなら日本も地球も無くなったりしないはず。今は・・ネットというもののお陰で情緒も奥ゆかしさも人の心から失せた。だからがんじっこは邪魔だとさ2017/05/27

はる

55
ほのぼのとした感じかと思いきや、意外と命をテーマにした重い内容の作品もありましたね。えっ、ここで終わり?という作品もいくつか。長編小説の序章という感じで続きが気になります。あとがきによると最後の作品は担当編集者の方の意見でラストを書き直したそうですが、これは凄く正解!2016/05/26

(C17H26O4)

51
何かをすごく期待して読んだわけではないのですが、タイトル&装画から受けたイメージと内容が一致せず、戸惑いを感じ続けながら最後まで。それが残念。お話は、大人も子供も狐も未来の人も色々あってもやっぱり上を向いていたいよね、みたいな印象。様々な作風で書かれていました。軽い読み心地で明るかったから、深刻ではないものを読みたかった気分には合っていました。装画のこの感じに見覚えがあるなぁと思ったら『ペンギン・ハイウェイ』の装画を描いた方でした。くまおり純さん。検索して他の絵も見たのですがこの方の絵、結構好きかも。2018/09/12

チアモン

31
あさのあつこさんの書く小説はすべて好き。今回は人間に化けることのできる狐の「孫の恋愛」がお気に入り。色々な種類の短編集がいっぱいつまっており、「玩具箱」というタイトルがしっくりくる作品たちでした。2017/01/15

sasuke

30
短編集は結論がでないまま終わるような作品があったりしますが、この本も例外でなく、何となく気になるままに次の物語に移るのが、不安定だけれど魅力だったりします。作家の様々な試みに、読者は驚かされ、泣かされました。人だけでない主人公にニヤリとさせられ、様々な世代の悩みを共有できる、たしかに玩具箱だと思いました。2015/11/01

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