内容説明
廃屋で激しく愛し合った男女が、直後に撃ち殺された。偶然一部始終を目撃していた不良少女・悠季は二人の堂々とした死にざまに衝撃を受け、自らのふがいない生き方をやめた。十三年が経ち、ファッションデザイナーとして成功した悠季。ところが大切なショーの前夜、人生二度目の射殺事件と関わるハメに……。並外れた度胸とひらめきを武器に、アネゴ肌のヒロインが人間の闇に挑む!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
29
ノンシリーズ、射殺事件に巻き込まれたりヤクザがからんだりとドタバタ。デザイナー・悠季が20代頃の杉原爽香みたいでなんだか読んでて懐かしくなった。2016/11/06
鍵ちゃん
11
廃屋で激しく愛し合った男女が、撃ち殺された。偶然目撃していた不良少女悠季は2人の堂々とした死に衝撃を受け、不甲斐ない生き方をやめた。13年が経ちファッションデザイナーとして成功した悠季。ところがショーの前夜、人生2度目の射殺事件と関わってしまい…。並外れた度胸とひらめきを武器にアネゴ肌のヒロインが人間の闇に挑む。2021/01/15
kaizen@名古屋de朝活読書会
7
成人前の経験を生かしてデザイナになった女と, 生かしきれずに刑務所に行っていた男。 男の配偶者と娘は, なぜ男の弱みを克服させられないのだろう。 再度、暴力団の抗争に巻き込まれる2人。 家族や同僚などもまきこんで,壮大な劇場が展開される。 主人公がよかれと思ってしたことが, 関係者の死を招く。 行き詰まる関係。2011/09/14
Shihosuke T H
6
現実にはないような話だけど、ついつい読む手が止まらず一気に読みました。人生の転機って、人それぞれ。主人公のようにそんな強烈な場面にそうそう出くわさないけれど、ちょっとしたことでも転機って訪れる。それに気付くのがまず一歩。また気付いて変われるかどうか。主人公は変わったけど、元彼は、、、。ところで登場人物が多くて名前が覚えられないまま読み終わった(笑)のだけど、あのパパが結構好きです。そんなに赤川次郎作品を読んでいるわけではないけれど、恋愛感情がいつもあっさりした感じで結構好きかも。2012/12/13
アンベラー
5
作者の好きなタイプの主人公? 杉原爽香似の気質 モテモテのモデルナターシャドラマなら誰をキャスティングしますかね2019/11/06