内容説明
信州高尾藩の藩士・榊市之助は、家老から家宝「白鷺の短剣」が江戸で盗賊一味に奪われたと告げられる。その短剣は、藩を二分しての世継ぎ問題があった際、正室の子である次男を世継ぎと認めた藩主が証として授けたものだった。再び問題が紛糾しないよう、秘密裏に世継ぎの証の短剣を取り戻す必要がある。盗賊一味に接触し、短剣を取り返してくるという密命が市之助に下った。市之助は一味の根城である江戸の深川で浪人を装い探索するが、難航する。そんな時、深川一の名花と評判の芸者・小よしと知り合う。互いに感じるものがあった二人は協力して、盗賊一味と家宝「白鷺の短剣」の行方を追うことに。だがそこには、大いなる陰謀と謎が立ち塞がっていた…待望の新シリーズ、第一弾登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひかつば@呑ん読会堪能中
1
読み終えて一日過ぎてから思ったが、シリーズ化の主役はやはり「小よし」で、江戸に戻った市之助が絡むのだろう。とすると第二話は高尾藩のお家騒動が蒸し返されて藩の外から対応にあたる市之助を小よしが助け、で3巻目からは市井の事件に絡む小よしを市之助がサポートしていく..てな想像もありかな。2012/09/22
いえのぶ
0
信州の高尾藩の藩士が家老の密命を受けて脱藩した形で浪人となり、江戸の町で探索する。探索の中、芸者と知り合いになる。二人の行方は?事件は解決するか?シリーズ一作目。2013/11/20
犀門
0
#096★★★★☆すっかり小杉健治にハマってますw。2013/08/23