角川ホラー文庫<br> 戦都の陰陽師 騒乱ノ奈良編

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角川ホラー文庫
戦都の陰陽師 騒乱ノ奈良編

  • 著者名:武内涼
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
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  • ISBN:9784041004463

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内容説明

時は戦国。大陰陽師・安倍晴明の末裔たる土御門家を“魔天の四天狗”を名のる魔物が襲撃、魔を滅ぼす霊剣・速秋津比売の剣を奪い去る。それは裏蘆屋の流れをくむ妖術師・果心居士の指図だった。果心居士は奸雄・松永久秀を操り、恐るべき陰謀を企てていた。霊剣を取り戻すため、土御門家随一の使い手・光子姫は、凄腕の伊賀忍び・疾風らに守られながら、久秀のいる多聞山城をめざすが――。新説・陰陽師物語、待望の第2巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rin

44
前作よりも読みやすく感じた。物語はやっぱりより過酷で悲惨な方向へと進んでいく。それでも忍びたちが前回よりも身近に感じられたし、光子の年相応の面も垣間見ることができた。魔の者たちも人と同様に様々で、残酷で非道な者たちの中にもそうではなかった存在も。竜牙とのやり取りには面白さだけでなく愛らしい部分や切ない気持ちも。人間の抱く闇や残虐さや嫉妬も溢れていて、光子との対比がすごい。呪いや戦と過酷な旅を続けた光子たち。でも最後の最後にさらなる困難が。次回で最後だけど、その旅も一筋縄ではいかないはず。気になります。2019/04/20

つたもみじ

24
戦国時代。前作で土御門光子と七人の忍が命がけで手に入れた魔を滅ぼす霊剣・速秋津比売の剣が、魔物に奪われる。敵は裏蘆屋の妖術師・果心居士。光子は剣を取り戻す為に、世の中を壊す陰謀を企てる果心居士に抵抗する為に、再び伊賀の七人の忍と共に奈良へと。魔物に襲われた祖父・有春には呪が掛けられ、剣にも…。敵方だけど立烏帽子は魅力的だった。その心を想うと切ない。光子と疾風とか、蘭と竜牙とか、ほんのりとした恋愛模様が気になるけど、前作でも容赦なく忍が死んでいったので、次の最終巻での展開はハラハラしそう。面白かった。2017/06/10

miroku

14
敵は果心居士と魔界天狗たち、そして松永弾正。役者が揃っている♪ で、次巻に続く……。2014/10/14

Yoko

8
光子さんは相変わらずの健気さで、疾風さまは変わらぬ冷静さで、そして前作より伊賀の忍びらと光子さんのチームワークが深まり冒険活劇としての面白みも増しています。厳しい戦いが続くのですが、そんな中光子さんが思いがけず生母の面影に触れるエピソードや疾風さまがふと見せる1人の男性としての顔、竜牙の恋心などニマニマしてしまうシーンも散りばめられバランスが良いです。2018/09/30

MarsAttacks!

7
シリーズ2作目!今回は前作のあの霊剣が奪われる、黒幕は果心居士と魔界の天狗4人、取り戻すため伊賀忍者と奈良へ旅立ちます。松永久秀や柳生宗厳などの有名人を交え、ドキドキハラハラの冒険劇が楽しめます。でもこの巻は序章にしかすぎません、肝心なところで次巻に続きます。結末がどうなるか?次巻が楽しみです。2016/01/24

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