内容説明
ビジネスマンが戦国時代にタイムスリップ! 戦国武将から「戦略思考とは何か?」「戦略と戦術の違いとは何か?」を学ぶ、今までになかった日本初の時代劇型ビジネス書。今、ビジネスパーソンに話題のインバスケット・ゲームで、「戦略思考」があっという間に身につきます。化粧品会社の営業からブランド戦略室に異動を言い渡された荻方正幸。「三カ月で売上が20%上がるブランド戦略を立てろ」との命令を実行できずにいたある日、地下鉄の事故に遭遇し、非常階段から外に脱出した。なんと、そこは戦国時代の信太という国だった。その領主となって、敵国からの要求、自国内のトラブルなど、60分で20の案件を片づけなければ、現代に戻れず、生き残れない――。次々と起こる難題をどう乗り切るか? 彼を待ち受けるのは生か死か?組織戦略、ゲーム理論、人事・教育戦略、統制力など、リーダーに必要な能力を磨くシミュレーション・ゲーム。
目次
1章 ブランド戦略室への異動(謀反でござる 談合でござる ほか)
2章 戦国武将のインバスケット(火の車でござる―財務戦略 需要と供給・強みと弱み・集中と選択 ご加勢願い候―外交戦略 業務提携・シナジー効果 ほか)
3章 ふたたび現代世界へ(いざ出陣 裏切り ほか)
4章 決戦でござる(談合でござる 戦略とはなんぞや ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Artemis
9
ストーリー形式で読めるけど、お仕事本として読むには読みにくい・・2022/06/05
ふーいえ
1
数々の問題を紙に書き、みんなで共有し解決策を談合する。 なかなか面白かった。2017/05/23
kit45104
1
インバスケット・ゲームを歴史と組み合わせて興味を持たせる工夫をしています。アイデアは面白いのですが、ストーリーとしては練り込みが少し足りない印象。それはともかく、戦国の課題解決を疑似体験できるのは目新しい試みだと思います。2016/03/23
Genki Wada
0
インバスケット・・・【架空の人物になりきり、制限時間の中でより多くの案件を高い精度で正しく処理することを目標とするバーチャル・ビジネス・ゲームのこと】Wikipediaより。こう言うと取っつきにくい、難しいイメージだが、戦国時代という人気の題材をもとに、多くの課題解決を体験できる。取っつきにくいことをSF的な視点でわかりやすく楽しみやすく描いた本作は「会計天国」にも似たものを感じた。そちらも含めてオススメです。2013/10/24
seminoles
0
物語&問題形式読みやすかった。2013/01/17